世界初となる、商用を目的としたクローン技術によるラブラドール・レトリバーの子犬が誕生した。米国のバイオ技術会社の BioArts International社が発表した。
同社によると、この子犬は2008年11月18日に誕生。同社は2008年7月に開催したオークションでクローン犬を生成する権利を競売にかけた。これをフロリダに住むOtto夫婦が落札。2008年1月に死去した夫妻が飼っていた犬から採取し保存されていたDNAをもとにクローン犬が誕生した。
クローン犬を手にしたOtto夫妻は、クローン犬を"Lancey"と名付け、「LanceyのDNAドナーとなったLancelotは、私たちが長年犬を飼って来た中でも特別な犬だった。どの犬よりも人間っぽくて、プリンスだった。Lanceyを家族に迎えることができ、とても幸せだ」と喜びを語った。
BioArts International社によると、6カ月以内に5頭のクローン犬が誕生する予定だという。