オリックス証券とジェット証券は28日、オリックス証券を存続会社とする合併契約を締結した。オリックス証券がジェット証券の発行済株式総数4万236株を買い取る形での吸収合併となる。合併期日は3月29日となる予定。

今回の合併は、オリックス証券が取得するオリックスの株式をジェット証券の株主に割り当てる、いわゆる三角合併を予定している。合併比率やオリックスの自己株式の活用方法などの詳細は、決定後に改めて公表するとのこと。今回の合併により、オリックスグループという安定した経営基盤を持つオリックス証券に、新たなサービスを生み出すジェット証券の企画力が加わることで、営業基盤のさらなる強化と顧客満足度の向上が期待できるという。

ジェット証券は、ネット証券の初期から未上場企業の取引市場に参入し、アイドルファンドの取り扱いを行うなど、ユニークなサービスを提供し続けているネット証券会社。一方のオリックス証券は、FXをはじめCFDなどの新商品の取り扱いをいち早く開始するほか、法人向けサービスとして株式公開引受や財務コンサルティングなどにも取り組んでいる証券会社だ。