830N(NEC製)。ソフトバンク向けとして初となるスライド端末

ソフトバンクモバイルは29日、ソフトバンク3G携帯電話の新製品「830N」(NEC製)を発表した。薄さ約13.9mmのスリムでスタイリッシュなデザインが特徴。2月中旬以降に発売する。

830Nは、3インチフルワイドVGA(854×480ドット)液晶を搭載したスライドタイプの携帯電話。スライドオープンで弧を描くような形状になる「アークスライド」機構を採用し、ディスプレイが見やすいよう配慮している。

インターネット上のさまざまな情報を待ち受け画面上にリアルタイムに表示できる「モバイルウィジェット」に対応端末で、830Nにはあらかじめ17種類の便利な「モバイルウィジェット」がプリセットされている。ソフトバンクモバイルとヤフージャパンが提供する「ウィジェットストア」を利用して、好みのモバイルウィジェットをダウンロード可能だ。

ボディカラーは左から、グリッターオレンジ / ピアノブラック / フロストグリーン / エナメルピンク / パールホワイトの5色

裏面には3.2メガピクセルカメラや赤外線端子、Felica用アンテナが配置される

スライドを開いたところ。約3インチのフルワイドVGAディスプレイを搭載する。画面に表示されているのがモバイルガジェット

ワンセグ視聴画面。タイムシフト再生や自動録画、追っかけ再生に対応している

左側面には外部接続端子と平型イヤホンマイク端子がひとつになったものが配置される。独特の弧を描いた”アークライン”がデザインされている

右側面には、プッシュ式のロックキーが配置される。13.9mmと薄いため”スリムアークスライド”と名付けられている

モバイルカメラは、オートフォーカス対応の320万画素カメラを搭載。自動録画や追っかけ再生が可能な「タイムシフト再生」に対応したワンセグ受信機能も搭載する。加えて、メールを表情豊かにアレンジできるマイ絵文字が1,000個プリインストールされる。

このほか機能面では、ミュージックプレイヤー、Bluetooth、赤外線通信(IrDA)、PCサイトブラウザが利用できる。通信面では、3Gハイスピード(7.2Mbps)、国際ローミングをサポート。

下部。通話用マイクが見える

先端部。ワンセグ用アンテナが配置

microSDカードスロットはバッテリーカバーの中にあり、充電池を外さないと抜き差しできない。最大8GBのmicroSDHCカードに対応している

ディスプレイの下部には3つの静電タッチキーが搭載されている。横画面利用時には、タッチキーと側面のロックキーの併用で、ある程度が操作できるようになっている。静電タッチキーおよびダイアルキーのLEDは7色から選択可能

横画面時に静電タッチキーの中央を押すと横画面用メニューが表示される

Bluetoothを搭載している。対応プロファイルはHSP / HFP / A2DP / AVRCPとなる

(写真・キャプション/memn0ck K-MAX)

通信方式(国内/海外) W-CDMA方式
サイズ 約49×105×13.9mm(閉じた状態、突起部除く)
重さ 約113g
連続通話時間/待受時間 約220分/約570時間(静止状態、閉じた状態)
ワンセグ連続視聴時間 約170分
ディスプレイ 3インチフルワイドVGA(854×480ドット)TFT液晶(最大26万色)
モバイルカメラ 有効画素数320万画素CMOSカメラ(オートフォーカス・手ぶれ補正対応)
外部メモリー microSDHCカード(最大8GB)
カラーバリエーション グリッターオレンジ / ピアノブラック / エナメルピンク / パールホワイト / フロストグリーン