はじめての青色申告でも大丈夫!
「みんなの青色申告10」に付属するガイドブック。ソフトの操作ではなく、青色申告に関する実務や税法にかかわる処理などを図解でわかりやく解説している。この本の内容は、一般に書店で販売されている青色申告や確定申告、経理の本などの内容をわかりやすく解説したものである。 |
個人事業者の青色申告には、いろいろなメリットがあると言われている。しかしながら、今まで白色申告をしてきた事業者は、いざ、青色申告に変えたいと思っても、何をどうしたらいいのかわからないので不安だ、というのが本音だろう。実際、青色申告は、青色申告ソフトの操作を理解しただけではできない。その点で、ソリマチの「みんなの青色申告10」には、操作マニュアルのほかに青色申告のしくみから実際のやり方がよくわかる解説書が付属しているので、誰でもかんたんに青色申告を始めることができる。青色申告の解説書は、他の会計ソフトにはない画期的な付録である。
はじめて青色申告する人は、青色申告を始める前に、青色申告の特典や所得、および所得税の計算方法などのしくみを理解しておくと良い。付属の解説書では、最初に確定申告の内容や、どのようにして青色申告の特典を活かすのか、どのようにして所得税を計算するかなど、青色申告のしくみを分かりやすく解説している。帳簿の作成方法だけでなく、最終的な確定申告の仕方までやさしく解説しているので、青色申告の経験がない人でも大丈夫だ。
青色申告を始める前に、特典によってどのくらい得するのかを知ることは、モチベーションが上がるので、とても重要である。条件を満たせば、受けられる65万円の青色申告特別控除だけでも所得税が大幅に軽減される。これを利用しない手はない。
簿記の知識がなくても安心、簡易帳簿形式の入力に対応
仕訳の基本が分からない素人が、いきなり複式簿記の仕訳日記帳を付けるのは、ほとんど不可能だろう。付属の解説書では、本ソフトの機能である現金出納帳や預金出納帳などの簡易帳簿形式での入力方法を推奨している。たとえば、現金出納帳での入力の場合、借方と貸方という簿記の専門用語ではなく、「収入金額」と「支出金額」という一般的な用語で取引を入力できる。この方法なら簿記の知識がなくても取引を入力することができるだろう。
本ソフトでは簡易帳簿形式で入力しても、取引内容は自動的に「借方」「貸方」に仕訳される。ちなみに本ソフトで利用できる簡易形式の帳簿には、「現金出納帳」「預金出納帳」「売掛帳」「買掛帳」「経費帳」がある。また、取引内容を選択して金額を入力するだけの「らくらく仕訳入力」機能もあるので、安心して始められる。