KDDIと沖縄セルラーは29日、au携帯電話の新製品「Walkman Phone, Premier3(プレミアキューブ)」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)を発表した。2月上旬以降に発売する。

「Walkman Phone, Premere3」(ソニー・エリクソン製)。写真の卓上ホルダは標準添付だ

左からパッショネイトピンク / スパークリングゴールド/ノーブルブラック。メインカラーは、中央のスパークリングゴールドとなる

Walkman Phone, Premier3は、ソニーのポータブルオーディオプレイヤー「WALKMAN」に搭載されている高音質技術「クリアオーディオテクノロジー」を採用した高い音楽再生能力が特徴。ステレオ左右の音をしっかりとセパレートして音質を高める「クリアステレオ」、低域音の歪みを抑えてクリアで力強い低音を再生できる「クリアベース」のほか、MP3エンコードなどで欠落した高音域を復活させて音質を向上させる「DSEE(Digital Sound Enhancement Engine)」などの機能を搭載する。

正面。フルワイドVGA液晶を搭載するKCP+端末としては初めて、液晶をフルに使って全ての画面表示をできるようになった

背面。スピーカーはモノラルとなっている

ケータイを閉じた状態でも再生や曲送りなどのミュージックプレイヤーの操作が行えるほか、CDプレイヤーやMDプレイヤーなどを直接ケーブルでケータイに接続してパソコン経由せずに音楽の取り込むことができる。曲名・アーティスト名といった楽曲情報を自動で取得できる「ダイレクトエンコーディング録音」機能も搭載する。

このほか、ソニー製の「大口径13.5mm EX高音質ステレオイヤホン」や充電しながら音楽を楽しめるステレオスピーカー付卓上ホルダ、マイク付リモコン、2GB容量のmicroSDカードなどが付属する。

画面を横表示にすると、横画面用の「メディアランチャー」が表示される

キーは押す部分が盛り上がった「ブライトスクウェアキー」を採用。非常に押しやすいうえ、デザイン上のアクセントにもなっている

バッテリーは先行発表されたWalkman Phone, Xminiと同じものを採用

W44Sと比べると大幅に小型化されたヒンジ

さらに、圧縮方式AAC、ビットレート最大320kbpsと高音質化がはかられたLISMOのEZ「着うたフルプラス」に対応しているため高音質サウンドを購入後すぐに楽しめる。

端末本体は、横開きの「シアタースタイル」で「LISMO Video」やワンセグを快適に視聴できるほか、「LISMO Player」も横画面で操作可能。音楽再生中は3種類のビジュアライザーで音楽を視覚的にも楽しめる。また、待ち受け状態で横開きにすると自動的に表示される「メディアランチャー」からこれらの機能に簡単にアクセスできる。

EZwebブラウザもフルワイドVGAに最適化されたフォントで表示できるようになった。ただし、描画領域は今まで通りのQVGAベースとなる

このほか機能面では、ワンセグ、Bluetooth、GPS、おサイフケータイ(EZ FeliCa)、赤外線通信などに対応。通信面では、国際ローミング「グローバルパスポート CDMA」をサポートする。

付属のリモコンに外部音声入力端子があり、そこを経由して音楽を録音する事が可能なのも魅力だ

(写真・キャプション/井上翔 K-MAX)

本体サイズ 約50×105×16.3mm(最厚部16.8mm)
重量 約113g(電池装着時)
連続通話/待受時間 約200分/約220時間(国内モード利用時)
メインディスプレイ 約3.0インチ フルワイドVGA(480×854ドット)
サブディスプレイ 1.72インチ(288×24)有機EL
カメラ 有効画素数319万画素CMOSカメラ(オートフォーカス対応)
外部メモリ microSDカード
カラー スパークリングゴールド / パッショネイトピンク / ノーブルブラック