KDDIは29日、au携帯電話の新製品「CA001」(カシオ計算機製)を発表した。"都会でフィットネスを嗜むライフスタイル"をイメージした折りたたみ型の携帯電話で、au初となるタッチパネル入力に対応した。2月上旬以降に発売する。

「CA001」(カシオ計算機製)

3.1インチフルワイドVGA液晶と顔検出オートフォーカスや手ブレ補正機能を備えた約500万画素のCMOSカメラを搭載した折りたたみ型の携帯電話。回転2軸ヒンジを採用しており、縦開きのスタイルに加えて、ディスプレイを裏返した「ビュースタイル」で利用できる。ビュースタイルでは、カメラやワンセグなどの機能をタッチパネルを使って操作できる。

「CA001」。左からブラウン / イエロー / ホワイト

端末本体は、2色に分割された背面パネルとイエローに発光するイルミサインディスプレイがデザインの特徴になっている。操作部には、革や籐などの編み込みパターンをモチーフとしたデザイン性の高いテンキーを採用した。

背面。上部に黄色のLEDによるイルミサインが表示される。下部にはFeliCaを内蔵する

裏面。丸みがあり非常に持ちやすいデザイン。カメラは撮影補助ライト付き500万画素オートフォーカス

機能面では、au Smart Sports Run & Walkに対応。本体に内蔵されたモーションセンサーを利用して、1日の消費カロリーや歩数などを計測できる。加えて、ピアノ(イタリア)やカリンバ(アフリカ)など世界の楽器をタッチ操作で演奏できるアプリケーション「Touch Session」を搭載。好みの楽器を組み合わせて自動演奏することも可能だ。

右側面。充電端子/マルチキー/マナーキー/上下キー/決定キー/シャッターキーなど、さまざまな機能が並ぶ。充電端子はイヤホン端子と併用

左側面。microSDカードスロットと充電台用充電端子がある。キー部分の左右側面にはディスプレイ面との間にくぼみがあり、片手でも開けやすいよう工夫されている

ヒンジ面。赤外線ポートとワンセグ用アンテナがある

開閉面。ストラップ穴がある

このほか、カメラで撮影した英語テキストを日本語に翻訳できるカメラ翻訳機能や小学館の国語辞典「デジタル大辞泉」なども10種類の辞書コンテンツを搭載。おサイフケータイ「EZ FeliCa」、Bluetooth、赤外線通信、microSDカードなども利用できる。通信面では、国際ローミング「グローバルパスポート CDMA」をサポート。カラーバリエーションは、イエロー / ホワイト / ブラウンの3色が用意される。

正面。カシオ端末伝統の回転2軸タイプの折りたたみ型

キー面。フレームレスキーは上下左右にカーブが交差する。革製品や籐籠などの編みこみパターンをモチーフにした独特の凹凸を採用

カシオ端末と言えばアデリーペンギン。今回も健在だ

プリセットされるケータイアレンジは全部で3つ

W63CAで登場した世界を旅するミジンコ達のケータイアレンジもある

画面を反転させて閉じると自動的にタッチパネルモードになる

今回の目玉機能「Touch Session」。世界中の楽器を体感的に楽しむことができる

ピアノを選択したところ。世界地図ではイタリアの楽器ということになっている

ピアノの演奏画面。2オクターブ分の鍵盤があり、画面を直接タッチして弾ける。反応もよく、録音もできるなど高機能だが、マルチタッチに対応していない為単音しか出せないのが残念

イギリスの楽器、ハンドベル。画面タッチでも操作可能だが、加速度センサーを内蔵している為、本物のハンドベルのように端末を振ることでも音を出すことができる

画面を開き縦持ち状態にすると、画面も縦画面用に切り替わる

Touch Session終了画面。非常に多くの楽器が演奏できる為、端末を持ち寄ってセッションができれば非常に楽しそうだ

(写真・キャプション/あるかでぃあ K-MAX)

サイズ 約50×109×17.8mm (最厚部19.6mm)
重量 約122g(電池装着時)
連続通話/待受時間 約220分/約260時間(加速度センサOFF時/国内モード利用時)
メインディスプレイ 約3.1インチ フルワイドVGA (480×854ドット)
サブディスプレイ 17×7 LED
カメラ 有効画素数500万画素(オートフォーカス・手ブレ補正対応)
外部メモリ microSDカード
カラー イエロー / ホワイト / ブラウン