パナソニックは、センサーで室内の明るさを検知して明るさを自動制御する住宅用シーリングライト「オートエコ調光付ツインPa」を発表した。発売は3月1日で、価格はオープン。推定市場価格は、100形蛍光灯1灯の「HHFZ4320」が3万5,000円前後で、85形蛍光灯1灯の「HHFZ4220」が3万2,000円前後。
同製品は、天井に設置するシーリングタイプの住宅用照明器具。本体に搭載されたセンサーで常に外光を検知し、室内の明るさにあわせて自動的に本体の明るさを制御する「オートエコ調光機能」を搭載。日光が多く差し込む朝昼は明るさを抑え、夕暮れになると明るくしていき、夜になると最大で照らすといった制御を行い、室内の明るさを一定に保つ。室内が明るい日中の照度を下げることにより消費電力を抑えることができ、同社の実験によれば一般的な安定器タイプの蛍光灯照明器具と比較して、消費電力を約60%削減できたとしている。
同社によれば、家庭における一日の照明器具の使用状況を調査したところ、昼間の在宅時間が多い家庭では約85%が日中も部屋の照明を点灯している実態があったという。オートエコ調光機能は、このような環境を想定しているとのこと。
本体内の蛍光灯には定格寿命が約16,000時間の「ツインパルックプレミア蛍光灯」を採用し、蛍光灯の交換回数を低減できるとしている。また、オートエコ調光ボタンを搭載したリモコンも付属する。HHFZ4320の本体サイズは714(直径)×109(高さ)mmで、本体質量は3.6kg、消費電力は89W。HHFZ4220の本体サイズは664(直径)×105(高さ)mmで、本体質量は3.3kg、消費電力は74W。