「Photoshop」、「Flash」などの外部ファイルとの連携強化
「Photoshop」との連係機能も強化された。前バージョンで、Photoshop PSDファイルをDreamweaverに読み込むと、画像フォーマットや画質を指定する書き出し画面が表示され、書き出したWeb画像がDreamweaverのドキュメントウィンドウに挿入されるようになった。今回はさらに、元のPhotoshop PSDファイルが編集されると、Dreamweaver上のWeb画像に通知される機能が追加された。Dreamweaver上の画像に変更を反映するには、右クリックメニューから「オリジナルから更新」を選ぶだけ。Photoshopを起動する必要はない。
Photoshop PSDファイルを読み込んだ画像には、リンクを示すアイコンが表示される |
Photoshop PSDファイルに変更が加えられると、アイコンの矢印が赤色に変わる |
右クリックメニューから「オリジナルから更新」を選ぶと、Dreamweaverに挿入したWeb画像に変更が反映される |
Flashファイルの挿入については、埋め込みコードが変更され、SWFObjectをベースにしたシンプルなコードが生成されるようになった。
Spry・JavaScriptの操作向上とサブバージョン対応
前バージョンCS3から搭載された「Spryデータセット」は、取得したデータをソートしたり、指定されたデータを呼び出して表示したりするSpryコンテンツ。前バージョンではデータベースとしてXMLデータしか扱えず、しかもデータ抽出にXPath式の記述が必要だったが、今回からHTMLのテーブルをデータとして扱えるようになり、コンテンツ制作が容易になった。
JavaScriptに関しては、コードビューでJavaScriptを記述するとコードヒントが表示されるようになった。ありそうでなかった機能だが、コードを直接入力するユーザーには重宝するだろう。また、HTMLファイル内のJavaScriptを外部ファイルに書き出す機能が搭載された。書き出し方法は、「コマンド」メニューから「JavaScriptの外部化」を選択し、ダイアログでどの部分を外部化するかを指定する。
また、オープンソースのバージョン管理システム「サブバージョン」との連携機能が追加され、従来のチェックイン・チェックアウトから一歩進んだバージョンコントロールが可能となっている。