NTTドコモは27日、同社が提供するパケット定額サービス「パケ・ホーダイ ダブル」において、これまで定額対象外となっていたPCなどを利用したパケット通信を定額にすると発表した。4月1日より、上限額13,650円で提供する。

パケ・ホーダイ ダブルは、月額1,029円から利用できる2段階のパケット通信定額サービス。これまで、iモード利用時は4,410円、iモードフルブラウザ利用時は5,985円の利用上限額、PCなどを利用した通信は上限なしで提供してきた。

今回、PCなどを接続した場合の料金を改定し、上限13,650円で提供する。今回の改訂により、携帯電話をパソコンに接続し、モデムとして使用した場合のデータ通信も上限13,650円で利用可能となった。PCを利用した場合の通信料はこれまでと変わらず、1パケットあたり0.021円。なお、国際ローミング中のパケット通信、デュアルネットワークサービスのmova利用時のパケット通信には、パケ・ホーダイ ダブルの料金体系は適用されない。

利用料金イメージ図(改定前)

利用料金イメージ図(改定後)

今回の改訂により、現在提供しているパケット割引サービス「パケットパック60」「パケットパック90」の新規申込み受付を3月31日で終了する。

このほか、データ通信を利用するユーザー公平性を保つため、ネットワーク混雑時の帯域制限の方針も変更。これまでの、ネットワークの混雑している時間・場所での制御に加えて、特に通信量の多いユーザーの通信も制御の対象とする方針を明らかにした。制御の対象は「直近の利用実績をもとに判断する」という。パケ・ホーダイ ダブル、Biz・ホーダイ ダブル、定額データプラン、パケ・ホーダイ、パケ・ホーダイフル、Biz・ホーダイ利用者が対象となる。