2月14日まで3週間を切り、バレンタイン商戦も本格化。でも、「バレンタインなんてなくなればいいのに」……なんて、ネガティブな感情を持つ男女もいるのでは? このほど公表されたバレンタインを5・7・5で詠む川柳を見ても、それぞれ悲喜交々。バレンタインにおける"深イイ"話が詰まった川柳を、一足早いがチョコレート代わりに味わってみては-。

メリーチョコレートカムパニーがこのほど、バレンタインを讃歌した川柳を募集した結果、全国より集まった応募作は2万8,000通余り。その「第12回バレンタインどきどき、ワクワク川柳傑作選」に選ばれた入選作50句の中には、「定額給付」や「派遣」などといった世相を反映した言葉を織り交ぜた句や、「さもしい」「アラフォー」などの流行語を含んだ句などが目立ち、近年のバレンタインの傾向である"ご褒美チョコ"や"逆チョコ"などを詠んだ句も入選したという。

入選作の中でも、「チョコ選ぶ 時間でスキと 気づく恋」(女性・33歳)や、「去年から 夫に昇格 チョコ降格」(31歳・女性)など、バレンタインをきっかけに気づかされた男女の距離感が分かる一句は、思わず"深イイ"とうなづく内容だろう。そのほか、「目印に ハゲと書かれた チョコレート」(50歳・女性)を筆頭に、「メタボには 空箱だけの エアチョコ」(42歳・女性)、「『さもしい』と 言われてもいい チョコを待つ」(75歳・男性)、「貰うのは 今年もきっと 給付チョコ」(33歳・男性)など、笑うに笑えない川柳も……。「希望の灯 消さずアラフォー チョコを撒き」(25歳・女性)、「ほうびチョコ 彼用みたいな 顔で買う」(40歳・女性)などからは、女性の必死さも伝わってくる。

さらに、「赴任地へ 浮気封じに 送るチョコ」(30歳・女性)や「妻子には 義理チョコだろうと しらばくれ」(61歳・男性)など、ただ"モノ"ではないチョコレートもあるので気をつけて!? 入選作50句一覧はこちら