カシオ計算機は22日、電子辞書「エクスワード」の新製品として、「現代漢語大詞典」など業界初収録の中国語大辞典3種類をはじめ、業界最多となる16種類の中国語コンテンツを収録した「XD-GF7350」を発表した。
また、フランス語モデル「XD-GF7250」、ドイツ語モデル「XD-GF7150」、ロシア語モデル「XD-SF7700」、韓国語モデル「XD-SF7600」、スペイン語モデル「XD-SF7500」、イタリア語モデル「XD-SF7400」を同時に発表した。価格はすべてオープン。中国語、フランス語、ドイツ語の各モデルが2月20日発売で推定市場価格は47,000円。ロシア語、韓国語、スペイン語、イタリア語の各モデルが3月6日発売で推定市場価格は4万円前後。
XD-GF7350は、親字15,312語・熟語約10万語の情報量をもつ中中辞典「現代漢語大詞典」(上海辞出版社)、科学・経済・法律をはじめ多彩な分野の専門用語も網羅した中英辞典「漢英大辞典」(上海交通大学出版社)、見出し語約22万語を収録し文法や用法も充実した英中辞典「英漢大詞典」(上海文出版社)の、中国語大辞典3種類を初収録した。
「中日大辞典」(愛知大学/大修館書店)、中日辞典(北京・商務印書館/小学館共同編集)、日中辞典(北京・対外経済貿易大学/北京・商務印書館/小学館共同編集)など従来モデルで定評のあるコンテンツに加えて、普通話(標準語)・上海語・広東語・台湾語のネイティブ発音が聞ける中国語会話集も収録しており、中国語の初心者からエキスパートまで幅広いニーズに応える製品とした。
メインパネルと手書きパネルで直感的な操作が行なえる"ツインタッチパネル"を搭載。さらに、使用頻度の高い機能をタッチ操作で実行できる"クイックパレット"をメインパネルに装備した。中国語や英語などのネイティブ発音・コンテンツ間のジャンプ・コンテンツの選択などの操作が、液晶画面とクイックパレットに触れるだけでできる。
本体の傾きを検知する"アクションセンサー"を内蔵。10ヵ国語旅行会話集の例文表示中に画面を相手側に傾ければ、例文を相手側に向けて表示する"対面表示"が可能。パソコン経由で取り込んだテキストデータの閲覧中には、ボディを縦方向に持つことで縦書きの"ブックスタイル表示"に切り替わり、画面を左右に傾けることでページ送りも可能。
XD-GFシリーズの主な仕様は、メインパネルのタッチパネルが5.7型、液晶表示は5.4型で横480x縦320ドット、手書きパネルは、タッチパネルが横61.9x縦26.1mm、液晶表示は横60.1x縦21.3mm。接続端子はUSBおよびヘッドホン。約50MBの内蔵メモリーを搭載しており、microSDメモリーカードスロットを装備している。電源は、付属の単4形アルカリ乾電池×2本もしくは、三洋電機製eneloopの単4形×2本(別売)。単4形アルカリ乾電池で、約130時間(英和辞典の訳表示で連続放置時)使用可能となっている。本体サイズは、154(W)×15.5(H/最薄部)×110(D)mmで、重さは約320g(電池込み)。