楽天は21日、連結子会社のフュージョン・コミュニケーションズとウィルコムが共同で、「モバイルIP電話サービス」の提供を検討していると発表した。一部報道の「楽天がPHS事業へ参入を検討している」との報道を受けて発表された。

同サービスは、ウィルコムの無線サービスとフュージョンIP電話とを組み合わせたものだという。楽天は、「現在、両社間で検討の過程に入っているが、正式な合意には至っていない」と説明している。

また楽天は、同サービスに参入した場合について「両社の既存設備をそのまま利用して提供するサービスとなるため、新たなネットワークの設備投資が少額で済み、携帯端末の開発費用なども発生しない」とコメント。「楽天グループにおける費用増は、軽微」との見通しを示している。