2009年本屋大賞のノミネート作品が20日、決定した。選ばれたのは、第140回直木賞に選ばれた天童荒太氏の『悼む人』(文藝春秋)や、2008年本屋大賞を受賞した伊坂幸太郎氏が著した『モダンタイムス』 (講談社)など10作品。20日より全国の書店員による二次投票が始まっており、4月6日には大賞作品が発表される予定。

全国の書店員による投票により選ばれる「本屋大賞」も今年で6回目。なお、2008年本屋大賞では、伊坂幸太郎氏の『ゴールデンスランバー』 (新潮社)が選ばれている。今回は2008年11月1日から2009年1月12日にかけて一次投票が行われ、書店員1,070人がエントリー、全国327書店から計411人が票を投じた。その集計結果から、上位10作品を「2009年本屋大賞」ノミネート作品として決定したという。

ノミネート作品は以下の通り(作者名五十音順)。

作品名 著者名(敬称略) 出版社
悼む人 天童荒太 文藝春秋
告白 湊かなえ 双葉社
出星前夜 飯嶋和一 小学館
ジョーカー・ゲーム 柳広司 角川書店
新世界より 貴志祐介 講談社
テンペスト 池上永一 角川書店MM
のぼうの城 和田竜 小学館
ボックス! 百田尚樹 太田出版
モダンタイムス 伊坂幸太郎 講談社
流星の絆 東野圭吾 講談社