エルピーダメモリは20日、x32ビット構成の1GビットXDR DRAMを製品化したと発表した。すでにサンプル出荷が行われており、量産は4月に開始される予定だ。

今回製品化された65nmプロセスのXDR DRAMは、グラフィックスメモリで最速となるGDDR5をさらに上回る7.2GHzの超高速動作、1デバイスで28.2ギガバイト/秒のデータ転送レートを実現したもの。

1.5V低電圧駆動とx32ビットインターフェイスを採用することにより、x16ビット構成の512MビットXDR DRAMを2個搭載した場合と比較して、消費電力を35~40%削減したほか、チップの実装スペースも抑えている。同社では、ゲーム機やデジタルテレビ、Blu-ray Discレコーダーといった、フルHD対応により高いバンド幅を必要とする高性能アプリケーションに最適だとしている。

製造プロセス 65nm CMOS
ピンあたりデータ転送レート 7.2GHz
6.4GHz
5E: 4.8GHz
4D: 4.0GHz
3C: 3.2GHz
インターフェイス DRSL(DQピン)、RSL(RQピン)
XDRテクノロジ Octal Data Rate、DRSL、Flex Phase
電源電圧(VDD/VTERM) 1.5V/1.2V
動作温度範囲 0~100度(Tj: ジャンクション温度)
パッケージ 104ボールFBGA(x4/x8/x16)
105ボールFBGA(x32)