全国のアミューズメント施設にて好評稼動中の対戦格闘ゲーム『ストリートファイターIV』。2月12日(木)にはプレイステーション 3 / Xbox 360版もリリースされる本作だが、その公式全国大会「闘志再撃"拳を燃やせ!" ストリートファイターIV 全国大会」の決勝大会が1月18日(日)に品川インターシティホールにて開催された。

「闘志再撃"拳を燃やせ!" ストリートファイターIV 全国大会」

会場ロビーにはコンシューマ版を使用したフリープレイエリアを設置

グッズ関係も展示されていた

頂点を目指す闘いは、やはりレベルが高い

本大会は全国大会ということもあり、各地区から勝ち抜いてきた代表者が集まって行われた。まさにここで栄光を勝ち取ったものは、名実ともに『ストリートファイターIV』No.1プレイヤーということになる。当然、参加者は猛者ぞろい。優勝することはたやすいことではなく、決勝トーナメントに進めるのも8名という限られた人数。まずはそのイスをかけての予選が行われた。

予選の様子。対戦がステージ上のスクリーンに4分割で映し出され、次々と行われていった

スクリーン下のステージには、予選用に数多くの筐体を設置

観戦者もスクリーンの対戦画面に終始注目

大スクリーンに4分割で映し出された数々の対戦に、会場に居合わせた観戦者たちもヒートアップ。ウルトラコンボが決まる、逆転勝ちを収める、コンボをミスするなど、様々なシチュエーションで歓声(喚声)が上がっていた。また、有名な強豪が次々に決勝トーナメント予選で敗退していく大番狂わせも見られ、優勝者が予想困難な状況に。しかし、これにより決勝トーナメントが俄然おもしろくなったことは言うまでもない。

コンシューマ版『ストリートファイターIV』で新たな発表

予選が終了し、決勝トーナメント開始までの合間、ステージにカプコンの小野義徳プロデューサーが登場。コンシューマ版『ストリートファイターIV』では、「アーケードモード」で遊びながらネットワーク対戦のマッチングが可能な「アーケード待ちうけ」を搭載していると発表した。これまでネット対戦は、専用のオンライン対戦モードを選択し対戦する必要があったが、コンシューマ版『ストリートファイターIV』はアーケード版と同様に、CPU戦を楽しみながら乱入者を待つ(バックグラウンドで対戦相手を検索)といったことが可能(もちろん、CPU戦のみを選ぶこともできる)。今までありそうでなかったシステムが、ついに実現されたのだ。

小野義徳プロデューサー(左)が登壇

「アーケード待ちうけ」が発表された

CPU戦のバックグラウンドで対戦相手を検索

アーケード感覚で対戦者が現れる

「アーケード待ちうけ」でできること

設定はプレイヤー次第

『ストリートファイターIV』とのコラボめし

コンシューマ版の発売に合わせて、『ストリートファイターIV』と「紅虎餃子房」「万豚記」のコラボめしが企画されている。第一弾のスタートはコンシューマ版の発売日と同日の2月12日(木)で、メニューは春麗、ダルシム、ルーファス、さくらをモチーフにした4種類を用意。また、これらのメニューを注文すると、「オリジナル着ボイス」ダウンロード用QRコード付きトレーディングカード(全30種)が1枚プレゼントされる。「オリジナル着ボイス」は、ゲーム中でも使用されていないレアボイスということだ。

『ストリートファイターIV』と「紅虎餃子房」「万豚記」のコラボめし

第一弾は4種類のメニューが用意されている

『ストリートファイター レジェンド・オブ・チュンリー』映像も上映

さらにステージのスクリーンには、『ストリートファイター レジェンド・オブ・チュンリー』のトレーラーが完成したということで初公開された。春麗役のクリスティン・クルックもビデオレターで登場し、会場に集まった『ストリートファイターIV』ファンに見所など紹介しつつ、本大会に熱いエールを送っていた。

『ストリートファイター レジェンド・オブ・チュンリー』のタイトル画面

春麗役のクリスティン・クルックもビデオレターで登場

CMのさくら役、高田光莉が登場!

次にステージのスクリーンに映し出されたのは、「CM さくら編」。その後、CMのさくら役の高良光莉が実際に登場。悪漢どもと闘う演舞が繰り広げられ、壮快なアクションで敵を蹴散らしていく……といったシーンを披露した。これには小野義徳プロデューサーも大喜びで、一緒に記念撮影するといった場面も。

波動拳を構えるさくら(高良光莉)

CMのさくらがステージに登場

イメージイラストと同様のポージング

小野義徳プロデューサーと一緒にファイティングポーズ

場所を移してのインタビューで、「好きなゲームは?」と聞かれた高良。小野義徳プロデューサーに「ワンタメ(と言って)」と耳打ちされ、無理矢理(?)言わされる場面も

グッズを懸けたプレス対抗トーナメント戦

ステージイベントの最後は、ゲーム関係の編集部が代表者を1名ずつ送り出して、『ストリートファイターIV』グッズを争うというプレス対抗トーナメント戦が行われた。しかし、特別ルールとして、コンシューマ版の追加キャラ限定、しかも当日、ランダムに選ばれているということで、本来の実力を出せないでいる出場者も多数見られた。

プレス対抗トーナメント戦に参加した編集部代表の面々

サプライズゲストとして、プロレスラーの菊タローも参加

試合はXbox 360版を使用して行われた

優勝は「ファミ通」でした

決勝トーナメント開始! 日本一が決まる!!

ステージイベントも終了し、15時からいよいよ決勝トーナメントがスタート! ここまで勝ち残った8名は、千葉から2名、そのほか東京、埼玉、神奈川、栃木、愛知、大阪(順不同)から1名ずつとなった。使用キャラの内訳は、春麗、ダルシム、バイソン、サガット×2、ベガといったこれまでのキャラのほか、ルーファス、ヴァイパーといった新キャラを使用するプレイヤーも見られた。ちなみにルールは、先に2勝(2本先取を2回)したプレイヤーが駒を進めるという形式で行われている。

当然、ここに勝ち上がってきたのは、コンボ、ウルトラコンボ、セービングアタックなど、システムのあらゆるものの使い方をマスターしたハイレベルなプレイヤーばかり。それゆえ、その使い方がひとつでもミスすると形勢があっという間に逆転されてしまうといった一進一退の攻防が繰り広げられた。それは、ストレートで2勝するといった闘いがほとんどなく、3戦目までもつれ込むという勝負になっていたことからもうかがえる。

決勝は大阪のあーるえふ氏(サガット)と、東京の伊予氏(ダルシム)の闘いに

一進一退の攻防が繰り広げられ、観戦者のボルテージもヒートアップ

そして16時30分過ぎ、ついに『ストリートファイターIV』全国大会優勝者が決定した。優勝者は、東京のアドアーズ上野アメ横店代表の伊予氏。攻守とも巧みなダルシムを使用して終始、会場を魅了し続けたプレイヤーである。表彰式では、小野義徳プロデューサーより氏に賞状と記念品が贈られ、ここに「闘志再撃"拳を燃やせ!" ストリートファイターIV 全国大会」は終了した。

「闘志再撃"拳を燃やせ!" ストリートファイターIV 全国大会」は、ダルシム使いの伊予氏が日本一に輝いた

決勝トーナメントの組み合わせと結果

小野義徳プロデューサーより、賞状と記念品が贈られた伊予氏

閉会の挨拶では、「『ストリートファイターIV』が世に出せたのも皆さんのおかげです」と涙ぐんだ小野義徳プロデューサー。「'(ダッシュ)の要望もあれば、どんどんください」とのコメントも!!

最後は上位3名と記念撮影が行われた

ゲームタイトル ストリートファイターIV
対応機種 アーケード
ジャンル 対戦格闘
稼動時期 稼動中 対応基板 TAITO TypeX2
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