トヨタ自動車は19日、セダンとSUVの特長をあわせ持つクロスオーバーモデルとして「レクサス(LEXUS) RX450h/RX350」を発表した。発売はRX350が19日、RX450hが4月より。価格は460万円から650万円。
新型RXは、レクサスの「ときめきとやすらぎに満ちた最高の時間を提供する」というコンセプトのもと、環境・安全性能などを高めるとともに、高級セダンの快適性とSUVの機能性を兼ね備えた次世代のクロスオーバーとしている。
RX450hには3.5L(リッター)のV型6気筒アトキンソンサイクルエンジンや、燃費性能を向上させたハイブリッドシステム+電気式4輪駆動システムを搭載。2,090kgの車両重量の場合、燃費は16.8km/L (JC08モード)としている。RX350では、3.5Lエンジンと6速オートマチックトランスミッションの組み合わせとなり、FFモデルも用意される。
エクステリアは、ワイドトレッドを活かした力強いデザインを採用し、RX450hにはフロントグリルや19インチアルミホイールなどへ専用デザインを取り入れた。インテリアでは、優れた視認性と操作性を実現する新感覚コックピットのほか、センターコンソールに手を置いたまま指先の感触でナビ画面上のポインターを操作できる「リモートタッチ」、白色有機ELを採用した「マルチインフォメーションディスプレイ」、視野の移動を最小限に抑える「ヘッドアップディスプレイ」などを採用した。
サスペンションペンは、リヤに新開発のトレーリングアーム式ダブルウィッシュボーンを採用。オートレベリング機能や、走行シーンに適した車高を3つのモードから選択できるハイトコントロール機能を搭載した電子制御式エアサスペンションも用意される。また、RX450hには電動アクティブスタビライザーを設定した。
安全性の面では、滑りやすい道でも安定して走れるVDIM(横滑り防止装置)の全車標準装備をはじめ、プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式)や最大10個のエアバッグなどを装備した。