本田技研工業は19日、インジェクションを搭載し、フルモデルチェンジした50ccのレジャーバイク「モンキー」を発表した。発売は2月6日。また、モンキーをベースにメッキパーツやチェック柄シートなどを備えた「モンキー・リミテッド」を30日より受注期間限定で発売する。受注期間は19日から2月8日まで。価格は、モンキーが28万9,800円、モンキー・リミテッドが30万9,750円。ボディカラーは、モンキーがモンツァレッドとセイシェルナイトブルーの2色、モンキー・リミテッドはモンツァレッドのみ。

モンキー ※モンツァレッド

モンキーは、1961年に東京都日野市にオープンした「多摩テック」の遊園地の乗り物として製作された「モンキーZ100」が始まりで、1967年に初代モデルとして公道の走行が可能な「モンキーZ50M」が発売されたロングセラーモデル。

新モンキーは、これまでのデザインを踏襲しながら、燃料タンクやシート、サイドカバーなどの外観を30年ぶりに一新した。燃料タンクは従来のティアドロップ型から台形に変更し、ツートーンカラーを施し、シートは座り心地と燃料タンクとのバランスを配慮した新形状を採用した。エンジンは、スーパーカブ50に搭載されている空冷4ストローク単気筒50ccエンジンに、電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)を組み合わせて搭載した。これにより、アクセルの開閉頻度が多い市街地走行で燃費が向上しているとしており、従来モデル比で約10%向上した100km/l(30km/h定地走行テスト値)を達成しつつ、最高出力や最大トルクもそれぞれ従来比約10%向上した3.4PS(2.5kW)/8,500rpm、0.35kg・m(3.4N・m)/5,000rpmとしている。また、バッテリーが完全に放電しきっていても、キックで始動できるシステムを採用したほか、エキゾーストパイプ内には触媒装置(キャタライザー)も備えている。

モンキー・リミテッドは、車体色にモンツァレッド、燃料タンクにモンツァレッドとデジタルシルバーメタリックのツートーンカラーを採用し、シート表皮にチェック柄を配したモデル。前後フェンダー、ヘッドライトケース、サイドカバー、エキゾーストパイプカバーにはクロムメッキを施した。なお、「Monkey」のロゴを配した専用キーが付属する。

モンキー ※セイシェルナイトブルー

モンキー・リミテッド ※モンツァレッド