1月17日、東京・渋谷の渋谷パセラグランデにて「THE IDOLM@STER SPECIAL 961PRO SECRETEVENT」が開催された。本イベントは、2008年12月10日に発売された765プロダクションの新曲「Colorful Days」ならびに961プロダクションの「オーバーマスター」の購入者特典として行われたシークレットイベント。先週行われた765プロのイベントに続くもので、今回は961プロの3人が主役となってイベントを盛り上げた。

今週も200人を超えるファンが会場に集結。イベントの開始を待ちわびる観客に対して、「会場にお集まりの皆様、おまたせしちゃいましたなのー!」という星井美希役・長谷川明子のナレーションでイベントが開幕した。「今日はみんなを自分たちのトリコにしちゃうから、覚悟しといてね」(我那覇響役・沼倉愛美)ということで、オープニングナンバー「オーバーマスター」で「華麗で激しい宴」(四条貴音役・原由実)がスタートした。

CDジャケットを意識したという衣装で登場した3人

長谷川明子

沼倉愛美

原由実

ステージで「オーバーマスター」を披露した長谷川明子、沼倉愛美、原由実の3人。あらためての自己紹介を行い、長谷川が「今日は私たち3人の魅力と、『アイドルマスターSP』の魅力をしっかりと覚えて帰っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします」と話すやいなや、「クックックック、アッキー、『アイドルマスターSP』の魅力を語るんだったら、私たちのことを忘れてもらっちゃ困るわね」という声とともに、「Colorful Days」をバックに、765プロの天海春香役・中村繪里子と高槻やよい役・仁後真耶子が、バンダイナムコゲームスの坂上プロデューサーとともにステージに登場した。

今週のイベントでは765プロのメンバーがステージに乱入(?)。中村繪里子は先週に引き続いての登場となった

ちなみに、先週の坂上プロデューサーは"ブラック坂上"だったが、今週はその従兄弟の"坂上ホワイト"。とはいえ、もちろん会場からは「ヘンタイ」コールが……。

765プロのメンバーが登場したということで、先週に引き続き、765プロ vs 961プロの二番勝負がスタート。前回は引き分けに終わっただけに、今回は完全決着が期待された。そして気になる二番勝負の最初は「告白対決」。これは、箱の中に入っている紙に書かれたシチュエーションに合ったセリフを考えて"告白"するという対決で、どちらの告白でドキドキしたかを観客が拍手で判定する。

箱の中にシチュエーションが書かれた紙が入っており、坂上Pが読み上げる

最初の対決は沼倉愛美 vs 中村絵里子で、シチュエーションは「高校に入学したときから憧れていた先輩が今日で卒業。あなたは卒業式の今日、勇気を出して先輩を校舎裏に呼び出しました。さあ、勇気を出して心の丈を告白してください」。

キャラではなく素の自分で勝負することになった一本目。小芝居や小ネタをはさみつつの中村に対して、言葉少なめで「先輩のことが好きでした」と言うのが精一杯の沼倉という対照的な2人となったが、判定の結果は沼倉の圧勝。いかに「ドキドキ」させたかが勝敗を分ける大きなポイントとなったようだ。

照れまくって勝負を嫌がる沼倉(右)に対して、ノリノリの中村(左)。しかし、勝負の結果は無常……

続く長谷川明子 vs 仁後真耶子の対決は、自分の演じるキャラクターでの勝負となった。「何で私のときは……」と非難の声をあげる沼倉だが、「ぬーぬーのあたふたする姿がみたかったから」という意見でバッサリ……。二本目のシチュエーションは「今日も黒板に響くチョークの音。メガネの奥に光る知性の光。大嫌いな数学の授業もあなたがいるならいつでも楽しい。そんなあなたが放課後の教室で今は一人っきり。さあ禁断の教師への告白を」。

長谷川と仁後がそれぞれのキャラクターになりきっての告白となったが、「美希だけに個人授業してほしいな」と甘える長谷川に対して、仁後は「先生が授業で一生懸命教えてくれたから、お買い物で暗算が速くなりましたー」とアピール。判定の結果は仁後の勝利。

それって愛の告白じゃないよねと突っ込まれた仁後(右)は、「先生、好きですー」と付け足し。それも功を奏したか!?

1対1のイーブンとなった3本目。台本では、765チームは中村の再登場のはずだったが、最終兵器(?)ということで坂上Pが投入された。961プロチームはもちろん原由実。シチュエーションは「一緒にバンドを始めてからもう一年。いつのころからだろう、あなたが単なる友だちから気になる人になったのは。練習が終わってのいつもの居酒屋。ほかのメンバーはみんなトイレにいって今はいない。勇気を出して告白しちゃってください」。

「由実な、めっちゃ好きやねん」と関西弁で勝負をかける原。キャラ勝負のはずではという突っ込みも、「貴音は告白なんてしません」と一蹴した。それに対して、「僕はみんなにヘンタイ、ヘンタイっていわれてるけど、本当はねえ、そんなにヘンタイでもない……」と語りだした坂上Pだったが、結果は予想どおりというか当然というか、原の勝利に終わった。

女性客に期待の坂上P(右)だったが、その願いも届かず……


続いての勝負は、前回と同様「オーディション対決」。今回注目を集めたのは、オーディションに四条貴音と我那覇響が登場し、踊り歌うシーンが実際に披露されたところ。『アイドルマスターSP』の事務所モードでは961プロのキャラクターを使ってオーディション対決を行うことも可能となっているのだが、この映像は初公開だっただけに、当日来場したファンにとってはうれしいプレゼントとなった。

「オーディション対決」の1本目は沼倉愛美 vs 坂上P。曲には「おはよう!! 朝ご飯」が選ばれたが、我那覇響による「おはよう!! 朝ご飯」の歌声ももちろん初公開だ。

開発者の意地を見せられず、今回も敗退した坂上P。「汗が目に入って……」とのことだったが……

続く対決は、長谷川明子 vs 中村絵里子。オーディション対決を始める前に、なぜか腕相撲対決を始めてしまった両者だったが……。

曲は「relations」。長谷川に対して「PSPの上下が逆じゃない?」などとプレッシャーをかける中村だったが、腕相撲に続いてオーディション対決でも敗退……

961プロが連勝し、この段階で本来なら961プロの勝利となるわけだが、坂上Pのプロデューサー権限で、最終勝負が3ポイントに。勝敗の行方は原由実 vs 仁後真耶子に委ねられた。原は坂上Pに、「『思い出』は使っちゃいけないんです」などと真顔で嘘のプレッシャーをかけられたが……。

最終勝負の曲は「蒼い鳥」。「さっきはじめて○ボタンの位置がわかった」という仁後に対し、先週すでにプレイをしている原がやはり有利ということで、961プロの3連勝

「オーディション対決」は961プロが制し、「告白対決」に続いての961プロの勝利となった。中村曰く「試合に勝って勝負に負ける? みたいな……」。


二番勝負に続いてはライブコーナー。今回765プロチームは、中村と仁後の2人ということで、2月4日にリリースされる「THE IDOLM@STER MASTER SPCIAL 01」(詳細はこちら)から新曲「L・O・B・M」のShort Ver.を初披露。961プロチームは、「オーバーマスター」のカップリングとなる「KisS」を歌い上げた。

新曲「L・O・B・M」を歌う中村と仁後。初披露の曲ながら、会場は大盛り上がり

仁後真耶子

中村繪里子


こちらも観客の前では初披露となる「KisS」

長谷川明子

沼倉愛美

原由実


イベントの最後に突然のサプライズコーナー。実は1月21日が原由実の誕生日ということで、ステージにケーキが登場した。出演者と観客が最初から最後まで一体となった約1時間のイベントは、お祝いムードで幕を閉じた。

出演者と観客のみんなによる「ハッピーバースデートゥーユー」で原の誕生日をお祝い

次ページでは、イベント終了後に語られた出演者からのコメントを紹介しよう。