先週は新作ゲームの発売がなかったことで寂しささえ感じたのだが、今週はゲームがやっとのこと店頭陳列品に返り咲きとなった。また、かなりセクシー度の高いフィギュアや「痛車」R&Cカーの新製品なども投入されている。
店頭陳列は『女神異聞録デビルサバイバー』に!
今週のアソビットゲームシティならびにAKIHABARAゲーマーズ本店 ゲーム館の店頭を飾ったのは、アトラスから15日に発売されたニンテンドーDS専用ソフト『女神異聞録デビルサバイバー』だ。封鎖されてしまった首都・東京。そこに悪魔があふれ出し、生き残るためには悪魔と契約して戦うしかない状態に。極限状態に置かれた人々の葛藤と選択をドラマチックに描くシミュレーションRPGとなっている。メーカー希望小売価格は5,229円。
プロトタイプからは『神曲奏界ポリフォニカ THE BLACK』が、15日にプレイステーション 2専用ソフトとして発売。世界設定は『神曲奏界ポリフォニカ』を基にしているものの、新しい主人公・登場人物で構成される新作となっている。小説版(2006年6月~)の前を描いた作品で、ゲームスタイルはフルボイスのデジタルノベル形式。初回生産分には、主題歌などを収録したスペシャルサントラCDが特典として付属する。メーカー希望小売価格は2,940円。
コナミからは『悪魔城ドラキュラ ジャッジメント』が、Wii専用ソフトとして15日に発売となった。「悪魔城ドラキュラ」シリーズ最新作が3D対戦アクションとなって登場&Wii専用ソフトということで、Wiiリモコンとヌンチャクを振るというスタイルで戦う。キャラクターデザインは、『ヒカルの碁』『DEATH NOTE』などで有名な小畑健氏が担当。さらに、今までのシリーズに登場したキャラクターが一堂に会するといったところも注目だろう。メーカー希望小売価格は6,980円。
バンダイナムコゲームスのバンダイレーベルより、『NARUTO-ナルト- ナルティメットストーム』がプレイステーション 3専用ソフトとして15日に発売された。"アルティメイテットミッションモード"の任務総数は、なんと101にもおよぶ。また、プレイステーション 3のマシンパワーを活かしての"巨大ボスバトル"では、巨大口寄せ動物がバトルを繰り広げるのだが、そのリアルタイムの動きは圧巻の一言。登場するキャラクターは、おなじみの面々。次世代機で動き回る"忍"たちの姿を堪能しよう。メーカー希望小売価格は7,800円。
新作DVDの発売はなかったが、CDに坂本真綾の新譜が降臨!!
flying DOGより坂本真綾の6枚目のアルバム「かぜよみ」が14日にリリースされた。収録曲は『マクロスF』の主題歌「トライアングラー」や「雨が降る」など全14曲。初回限定盤は、「さいごの果実」「トライアングラー」など4曲のPVが収録されているDVDが付属する。価格は3,570円。
ソニー・ミュージックエンタテインメントのミュージックレインレーベルより、「CODE GEASS COMPLETE BEST」が14日に発売となった。"COMPLETE BEST"の名が示すとおり、仕様も内容も豪華そのもの。CDとDVDの2枚組のBOX盤となっているほか、ブックレットが3冊、収納ケース付きのポストカードセットも封入されている。まず、CDに収録されているのはFLOWの「COLORS」やORANGE RANGEの「シアワセネイロ」など14曲。DVDにはtype1の「COLORS」やaccessの「瞳ノ翼」など全14曲の映像が収録されている。4月末までの期間生産限定商品で、価格は4,500円。
キングレコードからは、野中藍の「だってあなたはあなただから あお盤」と「だってあなたはあなただから あか盤」が14日に同時発売。どちらも同タイトル曲と「おめでとう」は共通収録だが、あお盤とあか盤ではもう1曲のカップリングが異なっている。さらに初回限定盤は、付属するDVDに収録されている「だってあなたはあなただから」のPVが"あかver."と"あおver."で異なっている点にも注目。価格は初回限定盤が各1,890円、通常盤が各1,200円。
初回限定盤の「だってあなたはあなただから あお盤」(左)と「だってあなたはあなただから あか盤」(右) |
通常盤の「だってあなたはあなただから あお盤」(左)と「だってあなたはあなただから あか盤」(右) |
1月スタートのTVアニメで、日米韓同時放送ということでも話題となっている『黒神 The Animation』。ランティスから、妖精帝國が歌うEDテーマや挿入歌などを収録したミニアルバム「彩の無い世界」が14日に発売された。価格は2,000円。
コロムビアミュージックエンタテインメントより「炎神戦隊ゴーオンジャー全曲集 ソンググランプリ」が14日に発売。1万セットの完全生産限定盤で「炎神ソウル(玩具)」が付属する「炎神ソウルセット」と、「通常盤」での展開。CD2枚組で全24曲とボーナストラック5曲を収録。価格は完全生産限定盤が3,780円、通常盤が3,150円。
スクウェア・エニックスより14日に「Distant Worlds music from FINAL FANTASY」が発売された。海外で開かれたコンサートツアー「Distant Worlds」の曲を植松伸夫氏監修のもと、フルオーケストラで演奏されたもの。収録曲は「オープニング~爆破ミッション」「エアリスのテーマ」(いずれも『FINAL FANTASY VII』より)など全13曲。価格は3,000円。
セクシーフィギュアや「痛車」R&Cカーの新商品が登場
グッドスマイルカンパニーから『Chu×Chuアイドる』より「ヒヨリ・ピクシー」が登場。そのおとなしい性格とは裏腹に、魔界の衣装はとっても悩殺的。頭のかぼちゃがポイントだが、このかぼちゃは衣装とともに取り外しが可能……ということは、セクシーな姿も再現できちゃうのだ。1/8スケール(全高約230mm)のPVC塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は7,200円。
同じくグッドスマイルカンパニーより『マブラヴ オルタネイティヴ』から「鑑純夏」が発売となった。戦術機"凄乃皇四型"に登場する際に着用する強化服を身にまといつつも、抜群のプロポーションを再現している。愛くるしい笑顔も特徴的だ。付属の台座は、シリーズ3体をならべて飾ることも可能となっている。1/8スケール(全高約200mm)のPVC完成品で、メーカー希望小売価格は6,800円。
グッドスマイルカンパニーの「ねんどろいど」シリーズからは、『狂乱家族日記』の「乱崎凶華」が発売された。こうは見えてもお母さんで、自称二十歳。その凶華様のすべてをユル~くねんどろいど化。3種類の表情パーツと三女の「乱崎月香」が付属する。ノンスケール(全高約100mm)のABS&PVC塗装済稼動フィギュアで、メーカー希望小売価格は3,500円。
和風堂玩具店(エンターブレイン)からは、『THE IDOLM@STER』の「如月千早」が登場。"蒼い歌姫"と呼ばれる彼女を躍動感あふれるポージングで再現している。1/7スケール(全高約230mm)のPVC(一部ABS)彩色済完成品フィギュアで、メーカー希望小売価格は7,980円。
コトブキヤからは『ハヤテのごとく!』より「桂ヒナギク」が発売となった。生徒会長で才色兼備、完璧超人(でも高所恐怖症)の桂ヒナギクを水着姿で立体化。しかもセクシービキニでの登場だ。ちなみにAKIHABARAゲーマーズ本店 ゲーム館では、店頭分がすでに売り切れていた。1/6スケール(全高約245mm)のPVC塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は6,300円。
タキ・コーポレーションの「キャスト・オフ・フィギュア」シリーズより、『一騎当千 Great Guardians』から「呂蒙子明 水着Ver.」が発売された。この作品はフルキャストオフということで、日焼けあとが拝めてしまうセクシーな逸品。黒い水着とピンクの水着が付属する。1/7スケールのPVC塗装済完成品フィギュアで、メーカー希望小売価格は7,140円。
ビーグルより『機甲創世記モスピーダ』の「1/10 VR-052F モスピーダ(スティック機)」が発売。作中の設定などを細かく再現しながらも実際のバイクと人間とのバランスなどを考慮、今までの製品とはアプローチの仕方が異なっている。これにより、アーマーサイクルと兵士の対比が調整され、違和感を感じさせないライディングポーズが可能となった。付属品はディスプレイスタンド、手首×6、ヘッド×2ほか。全高約200mmのABS/PVC/ダイキャスト製モデルで、メーカー希望小売価格は25,200円。
コトブキヤからは『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』より、プラキット「1/100 ビルトビルガー」が発売された。肩、肘などに二重関節を使用することで1/144スケールの製品よりも可動が拡大。さらに「ジャケット・アーマー」も着脱可能となっている。メインカメラに発光ギミックを搭載し、武器はM90アサルト・マシンガンほかが付属。材質はPVCおよびプラスチックで、メーカー希望小売価格は8,190円。
シー・シー・ピーからは、「1/28スケール ラジオコントロールカー きゃらコン マクロスF クラン・クラン トヨタ スープラ」が発売された。パッケージには本体、コントローラー、デカール2枚が同梱されている。サイズは全長約160mmで、周波数は40MHz。単3乾電池×4本(別売)で駆動する。メーカー希望小売価格は4,500円。
おまけ&取材を終えて
今週は、AKIHABARAゲーマーズ本店 アニメ館1Fの書籍売り場に注目してみた。レジ前には今冬スタートのアニメ原作本が一堂に集められており、アニメで興味を持った作品も労せず見つけることができる。もちろんここから取り出してレジで即購入も可能なので、気になった作品があるなら、利用してみてはいかがだろうか。
年明けから半月が過ぎ、いよいよ各メーカーの動きも活発になってきた。今週は鳴りを潜めたアニメのDVD&Blu-ray作品だが、1月末から2月末にかけて、また数多くの新作が発売されるだろう。また、2009年は多くの過去作品がBlu-rayとなってBOX化、発売されることが予想される。そもそもBlu-ray規格自体がいつまで生き残れるのかは不透明だが、より革新的な規格が世に広まるまでは、そのほとんどをすでにDVD化してしまったコンテンツホルダーのメーカーは現状、DVDに変わるビジネスとしてBlu-rayに頼らざるを得ないことは明白だからだ。
昨秋から、DVDとBlu-ray Discを同時発売するメーカーも増えてきており、バンダイビジュアル発売の『マクロスF』Blu-ray Discは、驚異的な売り上げ枚数を記録したと言われている。とは言え、しばらくはDVDとBlu-ray Discの併売が続くだろうし、すぐにBlu-ray主流になるとも考えにくい。しかし、前述した過去作品のBOX商品はBlu-rayでの再発になる可能性が今後高まる。これにより2009年は、対応ハードを購入するか、次世代の規格までDVDで貫くか、ユーザーにとっては悩める年になりそうだ。