シャープは16日、空中でウイルスやカビ菌などの有害物質を除去する同社独自の「プラズマクラスター」技術を搭載した同社および異業種採用商品の世界累計販売台数が、2008年12月末に2,000万台を達成したと発表した。2000年9月に同社の空気清浄機に初めて搭載してから、8年3ヶ月での達成となる。

プラズマクラスター技術は、東日本旅客鉄道向けのE3系2000番代(山形新幹線「つばさ」の新車両)にも2008年12月より搭載されている。鉄道車両に同技術が採用されるのは初めてだという 写真提供:東日本旅客鉄道

プラズマクラスター技術は、効果・効能を第三者研究機関と共同で実証するアカデミック・マーケティングの成果をもとに、空気清浄機やエアコン、ドラム式洗濯乾燥機、LED照明などの同社商品に搭載。海外向けのエアコンや冷蔵庫にも搭載しており、世界58ヶ国で展開している。

また、異業種の商品への搭載も多く、車載用エアコンやシャワートイレ、エレベータなどに搭載されている。また、北米向けの輸出車や中国・中近東のエレベータにも採用されるなど、異業種商品でも海外展開が進んでいるという。