愛知環状鉄道はこのほど、3月14日のダイヤ改正に向けて新製車両を導入すると発表した。主に三河豊田~新豊田間の区間列車と2両編成で運行する列車に充当するという。

新製される2000系ロングシート車

新製車両の車体形式は在来車と同じ2000系とするが、外装は現行のシルバーメタリック地+グリーンの模様から、メタリックシルバー地に同社のコーポレートカラーであるブルーのライン2本へと変更された。

2000系ロングシート車の内装イメージ

内装は現行のセミクロスシートからラッシュアワーに対応するためロングシートとなった。シートの中間部に握り棒を配置し、立ち座りを容易にするとともに、定員着席を促す配置とした。シートの色はブルーを基調(優先席はグレー)とし、外装と合わせたという。床敷物は現行のブラウン系からグレー系を基調としたツートンカラーとなり、出入り口部分は、イエロー系のマットを敷いて識別しやすくしたとのこと。

愛知環状鉄道は同車両の導入により、3月14日から朝の通勤時間帯で2両編成の列車を4両編成へ増強するほか、夕方の通勤時間帯で運行本数を1時間あたり3本から同4本へ増発するという。