損保ジャパンDIY生命保険はこのほど、「2008年冬のボーナスと家計の実態」のアンケート調査結果を発表した。同調査は2008年12月11日~12月15日の期間に、20代~50代のサラリーマン世帯の主婦500名を対象に実施された。
まず、夫が受け取った2008年冬のボーナスの手取額を尋ねたところ、「50万円~75万円未満」が28.8%、「25万円~50万円未満」が26.6%と全体の3割弱を占め、次に「75万円~100万円」(16.8%)が続いた。なお、平均手取額は70.5万円となっている。
次に、手取額の増減を2007年冬と比べると、「減った」が前年より約10ポイントも増えた34.6%、反対に「増えた」が大幅減の29.0%となった。「減った」が「増えた」を上回ったのは2003年冬以来5年ぶりとなるという。また、平均増減額もマイナス1.7万円と前年のプラス1.0万円に比べ大幅なダウンとなっており、低迷が続く経済状況を反映した結果となった。
現在の家計の実態について聞くと、「非常に苦しい」の15.2%と「やや苦しい」の46.6%を合わせた「苦しい」との回答が6割を超える61.8%という結果となった。特に世帯年収別に見た場合、600万円未満の8割弱の77.1%が「苦しい」と感じていることが明らかになった。また、全体を2007年冬と比べてみても「非常に苦しい」が5ポイントほど増えており、「厳しい生活の中で家計をやりくりしている家庭が多くみられる」と同社では推察している。なお、"主婦のへそくり" (夫に内緒の資産)については、4割強の主婦が「ある」と答え、その平均額は461.3万円だった。