東日本旅客鉄道(JR東日本)は2月22日、ふだん旅客列車が走らない貨物線の乗車体験ができる「高島貨物線踏破号」を運行する。品川駅を8:35頃に出発し、鶴見 - 桜木町間の通称「高島貨物線」と、そこに接続する根岸線の貨物線路を経由して茅ヶ崎駅で折り返す。帰りは東海道貨物線、新鶴見操車場、武蔵野線を経由して、大宮駅に12:11頃に到着する。車両はお座敷電車「華」を使用する予定。なお、品川を発車すると大宮まで扉は開かず、貨物線の車窓を楽しみ、車内からの貨物列車や貨物駅の施設を見学するという内容だ。

「高島貨物線踏破号」として運行するお座敷電車「華」

同ツアーは一人から参加可能で全車指定席(150名募集)。旅行代金はおとな9,000円、中学高校生は8,500円、小学生は7,000円。代金には乗車券、乗車記念弁当、記念乗車証、鉄道博物館の入場券引換券が含まれる。予約開始は1月26日14:00~、インターネット「えきねっと」または「びゅう予約センター」にて受け付ける。申し込み方法など詳細はこちら。同様のツアーは2008年11月にも開催されたが、募集開始後すぐに完売になったという。今回の企画はその人気と要望に応えた第2弾とのことだ。

同社によると、高島貨物線は1964年に全通し、京浜工業地帯に点在する工場への貨物列車を運行するほか、横浜港を発着する外国航路の旅客船へ接続する旅客列車を運行したという。