ブランチを有機的に描ける
マインドマップで重視されているルールの1つに、「ブランチ(線)を有機的に描く」というのがある。
人間の脳では、直線は、文字や記号と同様、論理的な処理を司る左脳で認識されると言われている。それに対し、直線を有機的な線に変更すると、その線は絵と認識され、右脳で処理されるようになる。この特性を活かして、通常のノート術では遊んでしまっている右脳を活性化させようというのが上記のルールである。
しかし、手では簡単に描ける有機線も、ソフトウェアで実現するのは非常に難しい。そのため、一般的なマッピングソフトでは、この部分を簡略化し、定型の曲線で表現してしまうことがほとんどだった。
それに対し、iMindMapでは、自由に曲線を描けるため、右脳が活性化され、本来の効果を享受することができる。もちろん、自動的にブランチの形を調整する定型ブランチも用意されているので、そちらを利用すればソフトウェアによる描画のメリットを損なうこともない。
また、ブランチの太さも自動的に調整される仕組みになっており、「中心に近いものほど太く描く」というルールもしっかりと守ることができる。
イメージの活用が必須
一般的なマッピングソフトでは、セントラルイメージに該当する部分を文字で代替するケースが少なくない。しかし、これでは、先のブランチの件と同様、右脳が使われないままに作業が進められることになる。セントラルイメージは、各マインドマップを特徴づける最も重要な要素の1つであり、これがないとマインドマップと呼べないことになる。
iMindMapでは、マインドマップを新規作成する際に、セントラルイメージの選択が求められる仕様になっている。あらかじめ80以上のイメージが用意されており、その中から選ぶだけなので、スピーディに使いたい利用者の負担を増やすこともない。また、外部ファイルを取り込む機能も用意されているので、こだわりのあるマインドマッパーでも納得して使えるはずだ。
色の選択、文字の大きさ/配置
そのほかにも、「ブランチや文字の色を選択できる」「文字の大きさを変更できる」「ブランチ上で文字の配置を柔軟に設定できる」「イラストを挿入できる」など、ブザン氏のルールを遵守するための機能が多数搭載されている。強く記憶に残り、自由な発想を促すマインドマップ本来の効果を十分に享受できる作りになっている。