カシオ計算機は15日、カメラ内で動画合成機能を持つコンパクトデジタルカメラ2機種「EXILIM ZOOM EX-Z400」と「EXILIM CARD EX-S12」を発表。ボディカラーはEX-Z400がゴールドとピンク、ブラウンの3色が用意され、ゴールドとピンクが1月23日から、ブラウンが1月30日から発売される。EX-S12はシルバー、ピンク、グリーン、ブラックが用意されいずれも2月下旬より発売される。価格は全てオープンで、推定市場価格はともに3万円台後半。
共に新開発の画像処理エンジン「EXILIMエンジン4.0」を搭載し、撮影した動く被写体を切り抜き背景となる別の静止画に合成できる「ダイナミックフォト」機能を搭載した。現実にはありえない画像やメッセージを込めた画像を合成することで、撮る楽しみだけでなく、創る楽しみや、見る楽しみが広がるとしている。同社では、ダイナミックフォトの用途を多数紹介したスペシャルウェブサイトを公開し、ダイナミックフォトの楽しさを広げるサービスも提供予定としている。
また、新エンジンの採用により手ブレしやすい夜景や、失敗しやすい逆光シーンを自動判別して最適な設定で撮影できる「手持ち夜景撮影」(EX-Z400のみ)や「ライティング撮影」、画像解析によって被写体を自動追尾する「トラッキングAF」を搭載する。また、EX-Z300で搭載されている「メイクアップ機能」も採用されている。さらに、ハイビジョン動画撮影機能を搭載し、1280×720ドット24fpsで動画を撮影できる。動画形式はMotionJPEG。
EX-Z400はEX-Z300の後継モデル。35mm判換算約28~112mm相当の光学4倍ズームで、CCDシフト方式の手ブレ補正機能を搭載する。液晶モニターは約23万画素3型TFT液晶を搭載する。バッテリーは専用リチウムイオン充電池で約550枚の撮影が可能。本体サイズは96.9(W)×57.6(H)×23(D)mm、質量は約131g(電池・付属品含まず)。
EX-S12はEX-S10の後継モデル。35mm判換算約36~108mm相当の光学3倍ズーム。手ブレ補正機能は搭載しない。液晶モニターは約23万画素2.7型ワイドTFT液晶。バッテリーは専用リチウムイオン充電池で、約270枚の撮影が可能。本体サイズは94.2×54.6×14.9mm、質量は約112g(電池・付属品含まず)。
そのほかの主な仕様は共通で、1/2.3型有効1210万画素のCCDを搭載する。記録メディアはSDHC/SDメモリーカードで、約35MBの内蔵メモリも搭載する。また、今回の両モデルはEye-Fiの無線LAN機能内蔵SDメモリーカード「Eye-Fi」に対応する。