第140回芥川賞・直木賞の選考委員会が15日、東京・築地の新喜楽で開かれた。芥川賞には津村記久子さんの『ポトスライムの舟』(群像11月号)が選出された。津村さんは3回連続で候補作に選ばれていた。贈呈式は2月20日(金)、東京會舘にて行われる。正賞は時計、副賞は100万円。

芥川賞候補作品は以下のとおり。

  • 鹿島田真希『女の庭』(文藝秋号)
  • 墨谷渉『潰玉(かいぎょく)』(文学界12月号)
  • 田中慎弥『神様のいない日本シリーズ』(文学界10号)
  • 津村記久子『ポトスライムの舟』(群像11月号)
  • 山崎ナオコーラ『手』(文学界12月号)
  • 吉原清隆『不正な処理』(すばる12月号)

津村さんは1978年大阪市生まれ。大谷大学文学部国際文化学科卒業。2000年より会社勤務。2005年6月「マンイーター」で第21回太宰治賞を受賞している。

(追って別記事で詳報を掲載いたします)