アレックスについて、「前回と変わらず問題を起こす役どころです」と玉木。本作では、アレックスの生い立ちの秘密も明かされるとか

ドリームワークス・アニメーション製作の人気CGアニメの続編『マダガスカル2』(3月14日公開)。その日本語版の声優を務めた玉木宏、高島礼子、柳沢慎吾らが、14日、東京・有楽町に集結。記者会見と完成披露舞台挨拶をおこなった。

会見では、声優陣はライオンのアレックスとハイタッチしながら登壇。前作に続いてお調子者ぶりを発揮するアレックスだが、その声を担当した玉木には意外な役作りの苦労があったそう。「前作の時と比べて、僕の地声が低くなったみたいで。だからちょっと声が高めになるように意識して演じました」。

登壇してすぐに、ライオンのアレックスとハイタッチを交わす玉木

シマウマのマーティ役の柳沢は、この日も独特のハイテンションなトークで会場を盛り上げた。「ディレクターさんから聞いたけど、岡田(義徳)君はスタッフからOKと言われても、自分から『もう一度お願いします!』って言ったらしいですよ」と彼が言うと、岡田は「ちょっと言葉が濁ってるな……と思ったのでそう言ったんですよ」。その言葉に、「かっこいいねぇ~。オレなんか監督が『OK!』って言ったらそれでOKだもん!」と、本音交じりのコメントで会場の笑いを誘っていた。

キリンのメルマンを演じた岡田義徳。「前回は気弱なキャラだったけど、今回はいろんなことを経て、かなり男らしくなったと思います」

柳沢が演じるマーティはアレックスの大親友という設定。「サービス精神旺盛でムードメーカーというところが、僕にそっくりですね!」

報道陣からは、「自分の左側にいるキャストを動物に例えたら?」という質問が飛ぶと、玉木は高島を見ながら「黒ヒョウかな、と思いました。攻める感じとか……」。続く高島は、隣に座っていたおぎやはぎの小木をじっと見つめた後、「コアラ」と回答。その理由は、「喋り方のトロンとした感じとか、木に抱きついていても違和感のない感じがコアラかな」とのこと。

アレックスについて、「前回と変わらず問題を起こす役どころです」と玉木。本作では、アレックスの生い立ちの秘密も明かされるとか

高島は自らが演じるグロリアを、「お姉さん的存在ですね。逆境に立たされても前向きで、順応性のあるキャラクターです」と評した

小木は相方の矢作を動物に例えることに。「矢作はさぞかしかわいいだろうなあ~。なんかこう、チョコチョコしてるんだろうね」と小木。しばらく考えた後、彼が唐突に出した答えは「なんだろう、"便所虫"かな?」。前フリからは想像もつかない答えに、会場全体が爆笑に包まれた。

おぎやはぎの小木(写真左)はキツネザルのキング・ジュリアンを、矢作(右)はジュリアンの従弟で右腕的存在のモーリスの声を演じる

続いて、カバのグロリアの声を演じた高島に、報道陣から「セクシーな声を出す秘けつは?」との質問が。「声でセクシーさを表現するのは難しかったんですよ。こればかりは言い方をセクシーにするのではなくて、それこそ"誘う気持ち"で演じないと……」と高島。グロリアの声について、玉木は「普段の高島さんとは違う魅力もありましたし、今回の映画ではすごくセクシーだなと思いました」とコメントした。

追ってこの後行われた舞台挨拶の模様も掲載する。