ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009の記者会見が14日、北海道・札幌で行われ、招待作品が発表された。オープニング作品には、小栗旬主演の『クローズZERO 2』が選ばれた。

左から、オフシアタープログミングディレクターの塩田時敏氏、招待作品プログラミングディレクターの福地礼子氏、澤田宏一映画祭実行委員長、藤倉肇夕張市長

1990年よりスタートしながらも、2006年に夕張市の財政破綻により休止していた同映画祭。2008年に復活後、2年目の開催となる今回は、2009年2月26日より3月2日までの5日間に開催され、招待作品部門10作品と、オフシアターコンペティション部門10作品が上映されるほか、さまざまなイベントが開催される。

会見に出席した映画祭実行委員長の澤田宏一氏は「今年からは『いかに継続していくか』という、今迄とは違った新しい気持ちで映画祭に取り組んで参ります。夕張ならではの暖かいコミュニケーションをより深めて頂けるような、映画祭全体の質をより一層向上していきたい」と意気込みを語り、「昨年は8,688名の動員がございましたが、今年はそれを上回る10,000人の動員ができれば」と目標を掲げた。

招待作品に選ばれたのは10作品。中でも、オープニングは小栗旬主演の『クローズZEROII』(4月11日公開)が選ばれた。人気コミックの実写化作品で、不良の巣窟・鈴蘭高校を舞台に小栗旬が演じる滝谷源治が、金子ノブアキが演じる鳳仙学園のトップ・鳴海大我と壮絶な戦いを繰り広げる。500人以上による大乱闘シーンが見どころの一つだ。監督は三池崇史。

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009 招待作品

作品名 監督 主なキャスト
『クローズZERO2』(オープニング) 三池崇史 小栗旬、やべきょうすけ、黒木メイサ、三浦春馬、高岡蒼甫ほか
『マダガスカル2』(クロージング) エリック・ダーネル ベン・スティラー、クリス・ロック、デヴィッド・シュワイマーほか
『CHANDNI CHOWK TO CHINA(原題)』 ニキル・アドバーニー アクシャイ・クマール、ディーピカー・パードゥコーネ
『ピンクパンサー2』 ハロルド・ズワルト スティーヴ・マーティン、ジャン・レノ、アルフレッド・モリーナ、アンディ・ガルシアほか
『釣りキチ三平』 滝田洋二郎 須賀健太、塚本高史、香椎由宇、土屋太鳳、渡瀬恒彦ほか
『フロスト×ニクソン』 ロン・ハワード フランク・ランジェラ、マイケル・シーン、ケビン・ベーコン、レベッカ・ホールほか
『チェイサー』 ナ・ホンジン キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ソ・ヨンヒ、ク・ボヌン、キム・ユジョンほか
『スラムドッグ$ミリオネア』 ダニー・ボイル デヴ・パテル、フレイダ・ピント、イルファン・カーンほか
『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』 デヴィッド・フランケル オーウェン・ウィルソン、ジェニファー・アニストン、エリック・デインほか
『ベッドタイム・ストーリー』 アダム・シャンクマン アダム・サンドラー、ケリー・ラッセル、ガイ・ピアースほか