東日本旅客鉄道千葉支社は2月13日~15日、内房線の千葉みなと - 木更津間で「SL春さきどり号」を運転する。牽引する機関車は「貴婦人」ことC57形180号機。同機関車のJR千葉支社管内の運転は、1969年に定期運転が終了して以来40年ぶりという。
C57形蒸気機関車は、スマートな美しい姿から「貴婦人」の愛称で親しまれているという。同180号機は現在、毎年4月から11月まで「SL ばんえつ物語号」として新潟 - 会津若松間を運転しているとのこと。
「SL春さきどり号」は千葉みなと12:48発、木更津14:51着。途中停車駅は五井と姉ヶ崎。編成は先頭がC57蒸気機関車続いて12系客車6両、最後尾にディーゼル機関車が補機として連結される。「SL春さきどり号」の運転日当日は、ディーゼル機関車を先頭にした「DL春さきどり号」も木更津発千葉みなと行きとして運転されるとのこと。どちらも全車指定席で、乗車券の他に指定席券が必要。指定席券は各運転日の1カ月前の10時からみどりの窓口で発売されるという。
なお、同社では「SL春さきどり号」の乗り継ぎやSL撮影に便利な臨時快速列車も運行する。「春さきどり1号」は東京発千葉みなと行き、「春さきどり2号」は誉田発葉みなと行きで、どちらも「SL春さきどり号」に接続するという。「春さきどり3号」は千葉みなと13:04発で、途中で「SL春さきどり号」を追い越して木更津13:45着。使用車両は485系電車で全車自由席。普通乗車券で乗車できるとのこと。