全国農業協同組合中央会(JA全中)は9日、昨年12月に実施した「全国の大学受験を控える高校三年生の朝食と学習の実態調査(朝ごはん実態調査)」の集計結果を発表した。同調査は今回が3回目となる。

平成20年度朝ごはん実態調査(JA全中調べ)

調査によると、受験生の48.4%が「24時以降」まで勉強をしていると回答。「25時以降」という回答も10.7%あり、受験シーズンを前に深夜まで勉強に励む受験生が多いことがうかがえる。また「24時以降」まで勉強している人を朝食摂取頻度別に見ると、79.9%が「毎日朝食をとっている」と回答。受験生は睡眠時間が少なくても毎日きちんと朝食をとる習慣ができていることが明らかになった。

平成20年度朝ごはん実態調査(JA全中調べ)

「受験当日に食べたい朝食は」の問いには、約半数の48.7%が「いつもと違う朝食」を希望。具体的な献立としては、受験や勝負ごとのゲンかつぎで定番の「カツ(勝つ)」が36.6%で1位。糖分で頭がスッキリすると言われていることから、糖分を含む「お菓子・ケーキ」が2位(22.3%)。脳の働きをよくすると言われているDHAが豊富な「魚料理」が3位(12.7%)と続いた。そのほか「納豆(ネバーギブアップ)」「たぬきうどん(他を抜く)」「ウィンナー(WINNER)」という語呂合わせや、「赤飯」「受験生応援キャンペーンを展開するお菓子」などという回答も挙げられた。