アウディ ジャパンは13日、プレミアムアッパーミドルクラスの「アウディA6」と、「アウディS6」「アウディRS6」を改良し、販売を開始した。全モデルにセダンボディと、アバント(ワゴン)が用意される。価格はA6が645万円から893万円、S6が1,228万円から1,260万円、RS6が1,645万円から1,680万円。

アウディA6

A6/S6/RS6は、いずれもボディデザインが変更され、LEDターンシグナルインジケーター内蔵ドアミラーや、A6にはLEDポジショニングランプ内蔵フロントヘッドライトを採用している。また、2.8FSIクワトロと3.0TFSIクワトロには新デザインのアルミホイール、セダンモデルでは新デザインのワイドLEDリヤランプを搭載する。また、全モデルに標準搭載されるフルタイム4WDシステム「クワトロ」は、非対称/ダイナミックトルク配分方式が採用されている。

また、新たな装備として国内初導入となる運転支援システム「アウディサイドアシスト」と「アウディレーンアシスト」をパッケージにした、「アウディドライブアシスト」パッケージをオプション設定した。アウディサイドアシストは、レーダーセンサーにより並走車両の存在を検出。ドライバーにとってミラーの死角となるエリアを監視し、車線変更時に並走車と接触する危険性を低減させる仕組み。また、アウディレーンアシストは、時速65km以上で走行中に車線を逸脱しそうになると、ドライバーに警告を発して危険を回避するシステム。フロントガラス上部内側に取り付けられた特殊なカメラで撮影した映像をコンピュータが解析し、走行中の車両が車線を逸脱しそうになると、ステアリングホイールを振動させてドライバーに危険を知らせる。

アウディA6リアビュー

アウディA6アバンテ

A6 3.0 TFSIクワトロは、新たに3L V型6気筒FSI直噴エンジンに、スーパーチャージャーを組み合わせ、420Nmという4.2L V8エンジン並みのトルクを発揮しつつ、10・15モード燃費は従来の3.2L V6モデル(8.7km/l)をしのぐ、9.4km/lとCO2排出量253.5g/kmを実現した。また、A6 2.8FSIクワトロに搭載される2.8L V6 FSIエンジンは、従来比10馬力アップの最高出力220馬力、10・15モード燃費9.7km/l、CO2排出量244.4g/kmと、クラストップの低燃費と環境性能を誇るという。さらに、RS6には580馬力を発生する5L V10直噴ツインターボエンジンが搭載される。