オリンパスイメージングは13日、「μ(ミュー)」シリーズの最上位モデル「μ-9000」と「μ-7000」、「μ・SW(ミュー・ショック&ウォータープルーフ)」の後継シリーズ「μTOUGH(ミュータフ)」より「μTOUGH-8000」と「μTOUGH-6000」、「CAMEDIA FE(キャメディア ファッショナブル&エレガント)」シリーズの高機能モデル「CAMEDIA FE-5010」の5機種を発表した。発売はμTOUGH-6000、CAMEDIA FE-5010が 29日、μTOUGH-8000が2月上旬、μ-7000が2月中旬、μ-9000が2月下旬。価格はオープン。推定市場価格はμTOUGH-8000が4万円台後半、μ-9000が4万円台半ば、μ-7000とμTOUGH-6000が3万円台後半、CAMEDIA FE-5010が2万円台後半。
μシリーズの最上位モデル「μ-9000」と「μ-7000」には、今回新たに「ビューティーモード」機能が追加された。顔認識機能によって人物の顔を判別し、撮影時には肌をワントーン明るくなめらかに整え、画像再生時には編集によって目を大きく仕上げられるという。編集時の補正レベルは3段階。ただし記録画素数は2Mに制限される。画像処理エンジンには、同社独自の「TruePicIII(トゥルーピックスリー)」を搭載した。
μ-9000は、96(W)×60(H)×31(D)mm、重さ185gという小型ボディに、35mm判換算28~280mmの光学10倍ワイドズームレンズを搭載した、「μ1060」の後継モデル。新開発の2.7型「ハイパークリスタルIII液晶モニター」を採用し、最高1000cd/m2の明るさと160度を超える広視野角を実現した。また、CCDシフト式の手ブレ補正機能を装備する。撮像素子は有効1200万画素1/2.33型CCD。モニターのドット数は約23万ドット。通常撮影での撮像感度は最高ISO 1600。
μ-7000は「μ1060」の後継機。96.4(W)×55.9(H)×25.3(D)mmの薄型ボディに光学7倍ズームレンズ(35mm判換算37~260mm)を搭載している。液晶モニターには3.0型「ハイパークリスタルII液晶」を採用し、メニュー画面や再生画面のアイコンなどを3Dアニメーションで表示できる。撮像素子は有効1200万画素1/2.33型CCDとなった(μ1060は有効1000万画素1/2.33型CCD)。また、モニターのドット数は約23万ドットで従来機と変わらない。通常撮影での撮像感度は最高ISO 1600。重さは132g。
μTOUGHは、防水・防塵機能、耐落下衝撃性能を備える従来シリーズのμ・SWに新しく「耐低温」性能が加わり、さらに堅牢性が高まったシリーズ。今回発表されたμTOUGH-8000とμTOUGH-6000は、新たにCCDシフト式の手ブレ補正機能を搭載。これに高感度撮影機能を併用して、ダイビングなどの水中撮影やアウトドシーンなどでも、手ぶれと被写体ぶれを軽減することができる。また、新開発の2.7型「ハイパークリスタルIII液晶モニター」を採用。さらに、人物を美しい印象に仕上げる「ビューティーモード」機能が追加された。画像処理エンジンには、「TruePicIII」を搭載している。
μTOUGH-8000は、広角28mmからの光学3.6倍ズームを搭載した同シリーズの最上位モデルで、「μ1030SW」の後継機。水深10mまで耐えられる防水機能(JIS/IEC保護等級8相当)や、砂やほこりに強い防塵機能(JIS/IEC保護等級6相当)、高さ2mからの耐落下衝撃性能、-10℃までの耐低温性能を備えており、過酷なシーンでも撮影を楽しむことができる。撮像素子は有効1200万画素1/2.33型CCDとなった(μ1030SWは有効1010万画素1/2.33型CCD)。また、従来の圧力センサーに加え、水中にカメラがあることを検知する「水中検知センサー」を新たに搭載。水中シーンモードを優先的に表示するほか、自動的に液晶の明るさを調整する。モニターのドット数は約23万ドットで従来機と変わらない。通常撮影での撮像感度は最高ISO 1600。サイズは95(W)×61.7(H)×21.5(D)mm。重さは182g。
μTOUGH-6000は「μ1050SW」の後継モデル。広角28mmからの光学3.6倍ズームを搭載。水深3mまで耐えられる防水機能(JIS/IEC保護等級8相当)や、防塵機能(JIS/IEC保護等級6相当)、高さ1.5mからの耐落下衝撃性能、-10℃までの耐低温性能を備えている。撮像素子は有効1000万画素1/2.3型CCD。モニターのドット数は約23万ドット。通常撮影での撮像感度は最高ISO 1600。サイズは95.3(W)×63.4(H)×22.4(D)mm。重さは149g。
CAMEDIA FEシリーズは、機能ごとに簡単な説明が表示される「かいけつナビ」や、自動的に最適な設定で撮影ができる「おまかせ♪iAUTO」を搭載しており、操作が簡単に行えるのが特徴。今回発表されたCAMEDIA FE-5010は同シリーズの高機能モデルで、「FE-370」の後継機にあたる。96.1(W)×56.6(H)×25.5(D)mm、重さ130gの小型ボディに、光学5倍ズームレンズ(35mm判換算36~180mm)を搭載。撮像素子は有効1200万画素1/2.33型CCDを採用している(FE-370は有効800万画素1/2.35型CCD)。CCDシフト式の手ブレ補正機能と高感度撮影機能の併用で、手ぶれと被写体ぶれを軽減する。モニターは2.7型TFTカラー液晶。