ジェームズ・ボンドの所属するMI6の「日本支部」と化した銀座ソニービルで、ボンドガールの任命証を受け取り映画をPRした椿姫

映画『007/慰めの報酬』の公開を前に、1月12日より東京・銀座のソニービルで"TRIAL TO 007"と銘打ったイベントが開催されている。初日にはボンドガールに任命された椿姫彩菜が登場し、映画の魅力を語った。

「ボンドガールといえばセクシーなイメージがあるので、私なりのセクシーを意識してみました」と、黒のドレスを着て現れた椿姫。日本のボンドガールに任命されたことについて、「すごいことですよね! 日本でもボンドガールみたいにセクシーになりたいと思っている子って、いっぱいいると思うんですよ。なのにセクシーでもない私が(ボンドガールに)なっちゃっていいのかな……」と謙遜していた。

すでに映画を見たという椿姫は、「今回はボンドのアクションシーンもふんだんに盛り込まれているし、ボンドガールの心の部分も緻密に描かれているので、女性同士やカップルで見に行ってもすごく楽しめる映画になっていると思います」と本作をPR。前作『007/カジノ・ロワイヤル』のエンディングの1時間後からストーリーが始まる本作では、前作と同様、現実味あふれる"人間ジェームズ・ボンド"の姿が描かれる。「何事にも一途だけど、紳士的なところもあるのがかっこよくて。やっぱり一途な男性って、女性から見たら魅力的ですよね」。

「007シリーズといえばボンドが中心というイメージがあって。でも今回はボンドとカミーユの2人から目が離せない展開が続くので、新鮮な感じで楽しませていただきました」

本作の登場人物のなかでも、とくに印象に残ったのがヒロインのカミーユ(オルガ・キュリレンコ)だったそう。「もちろんボンドもかっこいいけど、彼女もすごくかっこよくて。いままでのボンドガールって、私の中ではセクシー中心のイメージが強かったんです。でもカミーユはかっこよさ中心に描かれていて、思わず見惚れちゃいました」。

ヒロインのカミーユについて、「内面の葛藤も描かれるけど、自分をちゃんと持っているところが魅力。それにスタイルがいいので、何を着ても似合うのがすごいですよね」

その後、報道陣から「ボンドのような男性をどう思うか?」と聞かれ、「実際につき合うとなると、アクションシーンが日常的になってしまいそうだし、諜報員だけに言えないことが多そうですよね。でも、身近にいたらたぶん惚れちゃうと思います」と椿姫。続けて「ボンドのような男性の存在は?」との質問には、「まったくいないです(笑)」と即答。「ずっといなくて寂しいんですけど……、ヒロインのカミーユを見ながら、女性も気を強く持ってがんばらないといけないなって思ったんですよ。だから、これからは自分のセクシーさを磨くことに力を使おうと思っています」と宣言していた。

『007/慰めの報酬』は、1月24日より丸の内ルーブルほか全国ロードショー。また、銀座ソニービルのイベント"TRIAL TO 007"は2月15日まで開催されている。

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