渋谷パルコのロゴスギャラリーでは15日より、「ぼくとハコイヌ展」を開催する。犬が飼えない男の子と彼が造り出した段ボールの仔犬との触れ合いを描いた絵本「ぼくとハコイヌ」(作・絵:さとうえいめい)の発売を記念した展示会だ。
「ハコイヌ」は04年に写真集として世に出、段ボールがそのまま顔になっているなどのシンプルながら温かみを感じさせる姿で読者の好評を集めた。昨年10月に発行された「ぼくとハコイヌ」では、捨てられた段ボールから造られたというハコイヌの誕生物語と少年との日々、別れと旅立ちが描かれている。
少年とのたくさんの思い出や愛情が詰まっているという大きな頭を持つハコイヌは、リサイクルや物を大切にする心を教えてくれる存在として評価され、環境省による子どもを対象とした教育「21世紀子ども放課後環境教育プロジェクト -ASEEP21-」のキャラクターとしても採用されている。
今回の展示会では非売品グッズが当たるくじや作者のさとうえいめいによるサイン会、会期中限定のオリジナルグッズ特別価格販売など盛りだくさんの内容で作品の世界に触れられるとのことだ。21日まで、入場無料。