毎日コミュニケーションズは14日、「フィンランド教育 成功のメソッド ~日本人に足りない「実現力」の鍛え方~」を発売する。本書では、2008年1月に同社から出版された「フィンランドメソッド実践ドリル」の著者である諸葛正弥氏が、フィンランド教育の分析と日本人に足りない「目標を達成する力」を鍛える方法について解説している。価格は819円。
フィンランドと言えば、2007年12月に発表されたOECD(経済協力開発機構)のPISA(生徒の学習到達度調査)で好成績を納め、一躍注目を集めたことは記憶に新しい。その後2008年にはフィンランド教育を紹介する書籍が多数発売され、ちょっとしたフィンランドブームが巻き起こった。
本書はそのブームの火付け役となった「フィンランドメソッド実践ドリル」の著者が、前半部分でフィンランド教育の秘訣を分析し、後半はドリルの著者らしく、実践問題を通して日本人に足りない力を鍛えることができる構成になっている。また最終章では、「ゆとり社員」の問題についても触れ、なぜ、日本のゆとり教育が失敗したのか原因を究明し、その解決方法としてフィンランド教育の手法を取り入れたメソッドが紹介されている。