ブラウザにExcelや秀丸などユーザーの操作を記録、再生できるマクロがあると便利である。ブラウザでマクロを使えれば、「あんなこと」や「こんなこと」も、とつい妄想してしまうユーザーも多いと思う。Webサービスがこれだけ隆盛を極め、その用途も業務からプライベートまでと幅広いWebの世界をマクロ化できるのは「ブラウザ」である。それらをアドオンでやってしまおうというのが「iMacros for Firefox」だ。

いろいろと可能性が広がる「iMacros for Firefox」

注意:本稿では、Firefoxのアドオンのインストールを行っていますが、ソフトウェアの利用は使用者の責任で行ってください。

「iMacros for Firefox」のインストール

「iMacros for Firefox」をインストールするには、mozillaのアドオンサイトへ行き(図1)、[Firefoxへインストール]ボタンをクリックする。インストールについての注意書きが表示されるので、よく読んで[今すぐインストール]ボタンクリック(図2)。

図1「iMacros for Firefox」のアドオンサイトで[Firefox]をインストールをクリック

図2 注意書きを読み、[今すぐインストール]をクリック

再起動が促され、[Firefoxを再起動]ボタンをクリックし、Firefoxを再起動させるとインストールは完了する(図3)。

図3 [Firefoxを再起動]ボタンをクリックし、Firefoxを再起動するとインストールの完了

インストールが終了すると、ナビゲーションツールバーに[iOpus iMacros]ボタンが設置される(図4)。

図4 ナビゲーションツールバーに[iOpus iMacros]ボタンが設置

これをクリックするとサイドバーにiMacrosサイドバーが表示される(図5)。このサイドバーで、ユーザーのFirefox操作を記録、再生することが可能になる。

図5 サイドバーにマクロを制御するiMacrosサイドバーが出現

iMacrosサイドバーの上部にあるツリーは、作成したマクロの保存用スペースとなり保存前記録済みのマクロ(#Current.iim)やデモ用のマクロなどが設置してある。その下にある3つのタブのメニューが操作用のメニューとなる。Playタブでは、記録したマクロを再生する(図6)。上部Favoriteツリーで選択したファイルを再生し、再生回数は[Repeat Macro]の入力部分で指定する。

図6 マクロ再生の「Play」タブ

Recタブでは、マクロの記録を行う。Recordでユーザーの操作を記録し保存することが可能だ(図7)。Editタブでは、記録したマクロの公開、共有などの設定、セキュリティなどの設定を含むオプションもある(図8)。

図7 マクロ記録の「Record」タブ

図8 「Edit」タブでは、マクロの編集のほかオプション設定