Macworld Expo最後の出展となるAppleのブースは、新製品の「iLife '09」と「iWork '09」の巨大な体験ゾーンを正面に、中央にシアター、両脇にMacBookシリーズとiPhone/ iPod touchアプリケーションという構成になっている。
iLife '09/ iWork '09を体験できるセクションでは、ブースの横幅全体にわたる長い机の上にずらりとiMacが並ぶ。iWork '09は発表と同時に提供開始されたが、iLife ’09は出荷開始までしばらくかかる。やはりiLife '09を一足早く体験したいという人が多いのだろう。画面に映し出されているソフトウェアはiLife '09であるケースの方が圧倒的に多い。
シアターでは、iLife '09、iWork '09、iPhoneアプリのそれぞれ30分のプレゼンテーションが順番に行われている。iLifeとiWorkは初日の基調講演よりも詳しい説明・デモが披露されており、プレゼンテーションを見た人がその機能を試そうとデモゾーンに流れてくる。体験用のiMacは40台以上もあったが、初日は常に埋まっている状態が続いた。
MacBookとMacBook Proのゾーンも人気だった。ユニボディになってMacBookとMacBook Proが兄弟のようになってしまったが、15インチのMacBook Proと17インチモデルはさらに似ている。ずらっと並ぶユニボディのMacBookシリーズを前に「どれが新しいモデル?」と聞く人が続出だ。
MacBook Pro 17インチモデルでは、50ドルの追加で非光沢ディスプレイを選択できる。表面のガラスパネルを外しアルミのベゼルをはめ込むため、現行の17インチモデルに似た見た目になる。非光沢オプションに興味を持つ人は多いようだ。基調講演で非光沢オプションが発表された時に拍手が起こっていたし、標準モデルばかりだった初日の展示会場では来場者からの問い合わせが殺到したそうだ。2日目から非光沢ディスプレイを搭載したモデルが展示されている。
iPhone/ iPod touchの新しい話題はKeynote用のRemoteアプリぐらいで、展示ゾーンに集まる人もまばらだ。ただプレゼンテーションでは映画情報やチケッティングのFandango、Nike Training Clubなどリリース前のiPhone/ iPod touchアプリが次々と紹介され、そちらの方は満席状態だった。