マイクロソフトは、2009年1月におけるセキュリティ情報の事前通知を発表した。事前通知とは、1月14日に正式に発表されるセキュリティ情報をあらかじめ通知するものであり、現時点では、セキュリティ情報の識別名としてソフトウェア名を使用している(正式な公開時には、セキュリティ情報ID番号が付与される)。
緊急なセキュリティ情報
今回、発表された「緊急」に該当するセキュリティ事前通知は1件で、以下のとおりである。
影響を受けるソフトウェアは、
- Microsoft Windows 2000 SP4
- Windows XP SP2および Windows XP SP3
- Windows XP Professional x64 EditionおよびWindows XP Professional x64 Edition SP2
- Windows Server 2003 SP1および Windows Server 2003 SP2
- Windows Server 2003 x64 EditionおよびWindows Server 2003 x64 Edition SP2
- Windows Server 2003 with SP1 for Itanium-based SystemsおよびWindows Server 2003 with SP2 for Itanium based Systems
- Windows VistaおよびWindows Vista SP1(最大深刻度は警告)
- Windows Vista x64 EditionおよびWindows Vista x64 Edition SP1
- Windows Server 2008 for 32-bit Systems(最大深刻度は警告)(Windows Server 2008 Server Core は影響を受ける)
- Windows Server 2008 for x64-based Systems(最大深刻度は警告)(Windows Server 2008 Server Core は影響を受ける)
- Windows Server 2008 for Itanium-based Systems(最大深刻度は警告)
となっている。いずれもリモートでコードが実行されるというものである。正式なセキュリティ情報が発表されるまで、注意をしていただきたい。また、マイクロソフトはWindows Update、Microsoft Update、Windows Server Update ServicesおよびダウンロードセンターでMicrosoft Windows悪意のあるソフトウェアの削除ツールの更新バージョンを公開する予定であると発表した。