映画『ミーアキャット』の公開直前イベントが8日、都内にて行われた。イベントにはサバンナ、COWCOW、キングコング梶原、くまだまさし、大西ライオンと5組の芸人が登場。それぞれ一発芸を披露し、もう一つの"M-1グランプリ"で覇を競い合った。

『ミーアキャット』は、『アース』『ディープ・ブルー』のBBCが贈るネイチャードキュメンタリーの最新作。アフリカ南部に広がるカラハリ砂漠で懸命に生きるミーアキャットの一家を描く。英語版のナレーターを務める名優ポール・ニューマンの最後の作品となったことでも話題になった。日本語版のナレーターは脚本家の三谷幸喜が担当する。

今回行われた「M-1グランプリ」の正式名称は、「ミーアキャット-1グランプリ」で、某有名テレビ番組とは関連性はないという。出場資格は"動物の名前を芸名に持つ"こと。厳しい予選を勝ち抜いた芸人5組が登場すると、このグランプリへの意気込みをそれぞれ語った。特に、本家M-1グランプリに出場しながらも、散々な結果に終わったキングコング梶原は、「優勝できなかったら離婚する」と例の公約をここでも発言。本家M-1グランプリでの惨敗で妻との仲が悪化しているというだけに、ここはなんとしても勝っておき、関係改善につなげたいところだ。

キングコング梶原、渾身の一発ギャグ。ギャグを終えた後もNON STYLEに対し、「本当に思ってます、売れなきゃいいなと」と発言するなど、その嫉妬は相当深い模様

その梶原は、両手を上げて「みなさん、僕に元気をください!」と叫んだ後、「この世から消え失せろ! NON STYLE!」とたまったエネルギーを、昨年の本家M-1王者でかつ同期でもある"あのコンビ"に放つ渾身のギャグを披露。審査委員長であるミーアキャットのナッツ君による厳正なる審査の結果、見事優勝者として選ばれた。

審査委員長はミーアキャットのナッツ君。ただいま、アシスタントのミーア君と優勝者を審議中

なんとか離婚の危機を防げたとあって、優勝した梶原の喜びもひとしお。この優勝を誰に伝えたいと尋ねられた梶原は、島田紳助をはじめとした本家M-1グランプリ審査員の面々を真っ先に挙げ、会場の笑いを誘っていた。また、本家での敗因(?)を、「あっちのM-1グランプリでは西野(亮廣)はいらんかったということや。(今回の優勝は)一人で成し遂げましたから!」と主張した。

自虐的なギャグを披露したキングコング梶原が見事優勝。これで本家M-1での公約がチャラになるのか!?

映画『ミーアキャット』は1月10日より、みゆき座他にて全国ロードショー。