Sony Ericssonは7日(米国時間)、携帯電話の新製品としてWalkmanシリーズの「W508」、Cyber-shotシリーズの「C510」の2機種を発表した。W508は今年第2四半期、C510は今年第1四半期より世界の一部市場で順次販売を開始する。日本での発売予定はない。
W508は音楽再生機能に重点を置いた折りたたみ型のモデルで、好みに応じて異なるデザインの外装を装着できる「Style-Up cover」が特徴。カラーバリエーションはMetal GreyとPoetic Whiteの2色だが、オレンジやグリーンなどの鮮やかな色のカバーも用意される。
折りたたんだ状態でも表面パネルに設けられたタッチ操作キーで曲の再生・一時停止やスキップなどが可能。音楽再生中に本体を振ることで再生リストのシャッフルなどをできる「Shake control」や、カメラを覆うように手のひらを向けると着信音やアラーム音を消音できる「Gesture control」に対応する。曲データから音楽のムードを判別してチャート上に表示する「SensMe」機能も利用できる。
メインディスプレイはQVGA(240×320)表示の2.2インチ液晶で、カメラは320万画素。GSMクアッドバンド(850/900/1800/1900)およびW-CDMA/HSDPA(2100)に対応し、米州向けモデルの「W508a」はそれに加えて850/1900バンドのW-CDMA/HSDPAエリアでも利用可能。サイズと重量は93.5×50×14mm・98g。
C510は写真撮影を楽しむことに特化したストレート型モデル。オートフォーカス対応の320万画素カメラを搭載し、笑顔の瞬間を検出して自動的にシャッターを切る「Smile Shutter」や、撮影した動画をそのままYouTubeにアップロードする機能などを備える。また、Hewlett-Packardの画像共有サービス「Snapfish」に対応し、写真プリントの注文も画面上で行える。
メインディスプレイはQVGA(240×320)表示の2.2インチ液晶。ネットワークはGSMトライバンド(900/1800/1900)およびW-CDMA/HSPA(2100)に対応。米州向けの「C510a」はGSMクアッドバンドとW-CDMA/HSPA(850/1900/2100)に、中国市場向けの「C510c」はGSMトライバンドのみにそれぞれ対応する。サイズと重量は107×47×12.5mm・92g。
また、既に発売されているCyber-shotシリーズ最上位機「C905」のソフトウェアアップデートがあわせて発表されており、同機種の810万画素カメラでC510同様にSmile ShutterやYouTubeアップロード機能などが利用可能となる。