ウォルト・ディズニーが1954年に映画化した『海底2万マイル』のリメイク版を『ターミネーター4』の監督を務めるMcGが手がけることが決まったと米Variety誌が報じた。

同作は、フランスのジュール・ヴェルヌが1870年に発表したSF冒険小説が原作。ネモ船長という謎の人物により極秘裏に建造された新鋭潜水艦"ノーチラス号"の冒険物語だ。オリジナル版の映画は、ウォルト・ディズニーによる初の実写アクションムービーで、その年の累計興行収入第2位を記録した他、アカデミー賞3部門でオスカーを獲得した。

Variety誌によると、McGはこのほど、ウォルト・ディズニースタジオと800万米ドル(約7億4500万円)で契約。この映画のプロデューサーとして、『トロン2.0』の制作も手がけるショーン・ベイリーが名を連ねる他、シナリオは『デジャビュ』(2006年)の脚本家であるビル・マーシリイが担当する。

ウォルト・ディズニー側はリメイク版の製作を2009年中に行うことを希望しているという。McGは5月22日に最新作の『ターミネーター4』の公開を控えており、『海底2万マイル』が次回作となることが期待されるが、『ターミネーター5』の製作にも既に着手したと伝えられているなど多忙を極める状況にある。