MicrosoftのMacintoshプラットフォーム向け製品開発チーム (MacBU) は米国時間の6日、PCとMacで共同作業するためのツールとして、「Microsoft Document Collaboration Companion for Mac」と「Entourage for Exchange Web Services (Entourage EWS)」の2製品を発表した。同社は今後、Microsoft Officeシステムおよびサーバー製品とMacユーザーとの接続性を強化する方針。

Document Collaboration Companion for Macは、Mac版Officeのユーザが他のOfficeユーザと効率的に共同作業するためのCocoaアプリ。文書ファイルの受け渡しや共同編集用機能のほか、共同作業スペースとしての「SharePoint Workspace」や「Office Live Workspace」にアクセスするための機能が搭載される。2月にプライベートβ版が公開され、年内に最終版がリリースされる予定。

Entourage EWSは、Office 2008 for Macに同梱されているメールクライアント兼PIMソフト「Entourage」と、Microsoft Exchange Serverとの接続性を強化するためのソフトウェア。従来EntourageとExchange Serverの接続にはWebDAVが使用されていたが、これをExchange Web Servicesに変更、互換性やパフォーマンス、ひいては信頼性向上を図るという。Exchange Server 2007 SP1以降の環境では、「仕事」や「メモ」などの項目について同期機能が提供される。Entourage EWSのパブリックβ版は1月中に公開され、年内には正式版としてOffice 2008の無償アップデートで配布される。