インターネット調査会社のマクロミルは7日、全国の昭和63年~平成元年生まれの男女のうち2009年成人式の参加対象者に行った「2009年 新成人に関する調査」の結果を公表した。
調査は2008年12月17~18日にかけて、同社のモニター会員の昭和63年~平成元年生まれの男女のうち、2009年成人式の参加対象者に実施。516件の有効回答が得られた。
調査によると、将来の夢について「ある」と回答した人は63.8%。25.4%が「今のところない」、10.9%が「わからない」と答えた。また、具体的な将来の夢については、「仕事(職業)」を挙げた人が目立った。
"自分の未来"について訊ねた質問では、「明るいと思う」(11.8%)、「どちらかといえば、明るいと思う」(52.3%)を合わせた64.1%が楽観的な見方を示した。一方で、"日本の未来"については、「暗いと思う」(17.2%)と「どちらかといえば、暗いと思う」(64.5%)を合わせると81.7%となり、大多数が悲観的な見方をしていることがわかった。また、その具体的な理由では、"政治不安"や"不況"、"内定取り消し"といった報道に不安を感じているというコメントが多かった。
あなたは「自分の未来」について、どのようにお考えですか |
あなたは「日本の未来」について、どのようにお考えですか |
その他、10項目の中から今の自分にとって重要とされる項目を訊ねた質問で、重要度が高かったトップ3は、1位「(将来の)仕事・就職」(96.7%)、2位「お金」(96.5%)、3位「将来のためのスキルアップ"」(96.3%)の順に僅差で続いた。以下は4位「趣味」、5位「今を楽しく生きること」、6位「自分の夢を実現すること」、7位「友情」と続いた。他方、重要度がもっとも低かったのは、「結婚(幸せな家庭を築くこと)」(68.8%)。次いで「恋愛」(75.6%)となった。
また、楽しいと感じるときのトップは「友人と過ごしているとき」(71.9%)。以下「家でのんびりしているとき」(67.6%)、「音楽を聴いているとき」(58.5%)と続いたほか、「漫画を読んでいるとき」、「ゲームをしてるとき」、「読書をしているとき」といった活動が上位10位以内に多く入り、屋外よりも屋内での活動に楽しみを感じる傾向が示される結果が明らかにされた。