NTTドコモは、同社が提供する後払い電子マネー「iD」の会員数が、2008年12月末に1,000万を突破したと発表した。iDの会員数は2005年12月にサービス開始、2006年10月に100万、2007年11月に500万を突破。サービス開始より約3年で1,000万会員に達した。
iDは、おサイフケータイを利用して、ショッピングやキャッシングの決済を行えるクレジットサービス。DCMXを発行するドコモ、VJAグループの各カード会社、イオンクレジットサービス、クレディセゾンなど合計68社のカード会社と提携しており、カード会社によっては「クレジットカード一体型」「iD専用カード」などのサービスも提供している。
決済後にカード発行会社に利用金額を支払う「後払い方式」のため、事前にチャージせずに使用できる点が特徴。店頭での決済のほか、iDに対応するインターネットショッピングサイトでカード番号を入力せずに決済することも可能だ。
iDに対応したおサイフケータイの契約数は3,000万契約を超え、ドコモの契約者のうち約6割がおサイフケータイを利用しているという。また、iD対応決済端末は全国に約39万台が設置されており、am/pm、ローソンなどのコンビニエンスストア、マクドナルド、家電量販店のほか、コカ・コーラなどの自動販売機やタクシーなどでも利用できる。加えて、ネットショッピングやグアムや中国(上海)などで利用可能だ。同社は、今後も、iDの普及を進め、利用者の便利な生活シーンを創造するとしている。