Skype Technologiesは6日 (ベルギー時間)、Macintosh向けVoIPソフト「Skype 2.8 for Mac」のβ版を公開した。動作環境はMac OS X 10.3.9以降、マイクとスピーカーまたはヘッドセットが必要。

今回のリリースでは、公衆無線LAN経由で通話する「Skype Access」をサポート。米Boingo Wirelessとの提携により、世界各地に設置された10万以上のアクセスポイント経由で通話できる。基本料金は必要なく、決済は有料通話 (Skype Out) などに利用されるSkypeクレジットで行われる。Skype AccessからBoingoのアクセスポイントへの接続料は、1分あたり0.14ユーロまたは0.19ドル (税別)。

デスクトップ共有機能も新たにサポート。PCの操作方法を教える場合など、通話相手と共通のデスクトップを参照しながら話を進めることができる。ただし、現在のβ版ではWindows / Linux版のSkypeユーザに対しMac側のデスクトップを公開できるが、相手の画面を見ることはできない。ほかにも、最大256×256ピクセルのプロフィール画像が表示可能になり、チャットへユーザを迅速に追加する機能など、操作性の改良が行われている。