米Appleは6日(現地時間)、現在米カリフォルニア州サンフランシスコで開催されているMacworld 2009において、「17インチ MacBook Pro」を発表した。直販価格は標準構成時で2799ドル(日本では318,800円)、販売開始は1月末を予定している。
17インチ MacBook Proは同社ノート製品のハイエンド版にあたるもので、10月に発表された新型MacBook / MacBook Proと同じアルミニウム削り出しのユニボディを採用した最新モデルとなる。新製品では新型筐体のほか、チップセットとGPUにNVIDIA GeForce 9400M / 9600M GTを採用、マルチタッチ対応ガラスパッドやMini DisplayPortといった新機能を搭載する。また17インチモデルの特徴として1000回再チャージ可能な新型バッテリを搭載し、GPUとしてNVIDIA GeForce 9400Mを使用する際には8時間、9600M GTで7時間のバッテリ駆動時間を実現する。
新型17インチモデルではCPUに6MBのL2キャッシュを搭載した2.66GHz Intel Core 2 Duo (FSB 1066MHz)を採用し、最大8GBまで拡張可能な1066MHz DDR3 SDRAMメモリを4GB、そしてチップセット兼GPUにNVIDIA GeForce 9400M、さらに内蔵型GPUとして512MB GDDR3メモリを搭載したNVIDIA GeForce 9600M GTをサポートする。ストレージにはSATAベースの320GB HDD (5400rpm)が標準で用意されるが、BTOオプションで128GBまたは256GBのSSD、あるいは320GB HDD (7200rpm)に変更することが可能。BTOではこのほかCPUを2.93GHzの高クロック版に変更したり、メモリを8GBに増量することも可能。50ドル(5,670円)を追加で支払うことで、液晶パネル前面のガラスを従来のMacBook Proで採用されていたアンチグレア加工のものへと変更することもできる。
上記以外の基本スペックは、旧バージョンの17インチMacBook Proやユニボディ採用の新型MacBookシリーズに準拠する。1,920×1,200の17インチLEDバックライト液晶パネルを採用、DVDスーパードライブ、IEEE802.11n準拠の無線LAN機能、10/100/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、iSightカメラ、USB 2.0×3、IEEE1394b(FireWire 800)、ExpressCard/34スロットなどの各種ポートを搭載する。85ワットのMagSafeに対応し、Mini DisplayPortとの組み合わせで新型Cinema Displayから電源供給を受けることも可能。本体サイズは、約H25×W393×D267mmで、重量は約2.99kg。Appleによれば、同クラスのノート製品では最薄最軽量になるという。