ミドルウェアの開発販売を行うCRI・ミドルウェアは6日、ニンテンドーDS用のサウンド再生システム「救声主」をiPhone/iPod touch向けに最適化した「i救声主(あい・きゅうせいしゅ)/ CRI Sound Streamer for iPhone」(以下、i救声主)をリリースすることを発表した。
救声主は、人の声や楽曲などを高度に圧縮・高音質で再生する音声ミドルウェア。ゲームの音質向上やROM容量削減、家庭用ゲーム機向けタイトルの移植などの目的で、100タイトル以上に採用されているという。
今回発表されたi救声主を利用することで、iPhone/iPod touch上で圧縮音声を扱うことが可能となり、ニンテンドーDS向けタイトルのスピーディーな移植が行える。またオリジナルタイトルにおいても、データサイズの圧縮(1/4~1/10程度)や音声のマルチストリーミング再生・ループ/フェード再生が手軽に実現できる。
同社ではi救声主の利点について、iPhoneでは10MB以上のアプリは直接ダウンロードできない制約があるため、「(アプリの)データサイズをできるだけ小さくすることは、大きなアドバンテージとなる」と説明。また、現在開発段階にあるi救声主の実装テストに参加する「初期導入パートナー」を募集中だ。