国内大手航空会社2社(JALグループおよびANA)はこのほど、年末年始期間(12月26日~1月4日)の航空便利用実績を発表した。それによると両社の国内線利用者合計は約236万人で、前年度の実績を割り込んだ。
内訳はJALグループとANAともに約118万人。前年比ではJALグループが98.1%、ANAが93.2%と両社とも前年実績を下回った。景気の悪化による旅行控えに加え、年末の大雪や強風によって多数の便が欠航したことが影響したと見られる。なお両社ともに関西および沖縄方面への便は好調だったと発表している。
国際線利用者は合計で約51万人。会社別ではJALグループが約38万人で前年比94.5%と減少させたが、ANAは今年度よりANK運航の台湾線がANA便となっていることもあり、前年比106.4%の約13万人と増加させた。両社ともアジア地域への便では利用者数が前年より増加したとしており、特にANAの韓国便は利用者数を前年比125.1%と大きく伸ばした。