ヤマハ発動機は、50ccの水冷4ストローク・F.I.(フューエルインジェクション)エンジンを搭載した原付1種スクーター「ジョグ」シリーズに、スポーティな外観の「ジョグ CE50ZR (ジョグZR)」追加し、1月15日より発売する。価格は18万9,000円。
「ジョグZR」は、"スポーツ&スタイリッシュ"をコンセプトに、走りの基本性能と環境性能、スポーティな外観を調和させた原付スクーター。これでジョグ(JOG)シリーズは、ベーシックモデルの「ジョグ (CE50)」、上級モデルの「ジョグ デラックス (CE50D)」と合わせ、3モデルとなる。また、ジョグZRはスポーティな原付スクーターとして長い歴史を持つが、従来は全て2ストロークエンジンであり、4スト化されたジョグZRは今回が始めてとなる。本製品の製造はヤマハモーター台湾で行なわれる。
今回のジョグZRは、現行の「ジョグ (CE50D)」をベースに、LEDハイマウントストップランプ付きリアスポイラー、リザーブタンク付きリアサスペンション(レッドスプリング)、専用デザイン文字盤メーターパネル、クリアレンズ採用フラッシャー&ブルーリフレクターヘッドライト、赤いステッチの専用シート、メタル調のマフラープロテクター、専用立体エンブレム、前輪レッドブレーキキャリパーなどを採用した。ボディカラーは「ブラックメタリックX(ブラック)」、「ラジカルホワイト(ホワイト)」の2種類が用意される。
主な仕様は、全長1,685mm×全幅645mm×全高1,035mm、ホイールベース1,160mm、シート高725mm、車両重量83kg、水冷・4ストロークSOHC単気筒エンジン、49cm3(ボアφ38.0×ストローク43.5mm)、最高出力3.1kW(4.2PS)/8,500rpm、最大トルク3.9Nm(0.4kgfm)/6,500rpm、Vベルト式無段変速、セルフ・キック併用式スターター、タンク容量4.4L、タイヤ:前後90/90-10 41J、燃費66.0km/L(30km/h定地走行テスト値)。