ソフトバンク・ヒューマンキャピタルが運営する転職サイトイーキャリアプラスはこのほど、ボーナス支給額に関する調査を実施し、その結果を発表した。調査は12月15日から18日にかけて行われ、現在までにボーナスを支給された25歳から35歳のビジネスパーソンの男女234名が回答した。

今年のボーナスの支給額(手取り)について尋ねたところ、「30万円から40万円未満」の回答が最も多く20.5%を占めたほか、全体の平均額は「45万1,400円」となった。業界別でみると、ネット関連業界勤務者の平均額は「46万7,500円」、非ネット関連業界勤務者の平均額は「43万7,000円」となり、ネット関連業界勤務者のほうが約3万円高いことがわかった。

次に、今年の冬のボーナス支給額の増減(昨年比)を聞くと、「変わらない」が42.3%のトップとなり、次いで「10%以上のアップ」が9.8%、「10%以上のダウン」が9.4%と続いた。ネット関連業界勤務者と非ネット関連業界勤務者の間に大きな差はなかった。

さらに、「ボーナスがダウンした」と回答した56名に「ダウンした理由」を尋ねると、「会社の業績ダウン」が76.8%の圧倒的1位となり、ここ数ヶ月続く不況の影響を反映した結果となった。

一方、「ボーナスがアップした」と回答した70名にその理由を聞いたところ、「個人的な業績のアップ」との回答が最も多い40%を占めた。このことから、会社の業績アップに連動したボーナス増額が期待できない中、個人業績で昨年度の水準を維持しているといったビジネスパーソンの厳しい現状が伺い知れるとのこと。